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汚染水放出、事前に伝えず 在京大使館への連絡は2分後

2011年4月13日13時41分

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 東京電力の福島第一原発で4日に放射能汚染水を海に意図的に放出した問題で、外務省が在京の全大使館にファクスとメールで伝えたのが放出の直後で、事前に伝えていなかったことが13日、明らかになった。

 衆院外務委員会で自民党の小野寺五典議員(党外交部会長)が指摘し、松本剛明外相も「ご指摘の通りの事実だ」と認めた。

 外務省によると、汚染水の放出を始めたのは4日午後7時3分。同省が在京大使館向けにファクスとメールで伝えたのは、2分後の午後7時5分だった。さらに、文面は「今晩に行われる予定」となっていた。

 同省は4日午後4時からの各国の大使館向けの定例説明会で放出の方針について説明していたが、参加は約50カ国で、韓国などは欠席していた。小野寺氏は「外務省の通報遅れだ」としている。(鶴岡正寛)

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