東火力事業所は、東京湾の千葉県側に位置する5つの火力発電所(千葉・五井・姉崎・袖ケ浦・富津)と千葉市のポートサイドタワーに事務所を置く事業所の6つの事業拠点より構成されています。事業所内の発電設備規模約1,700万kWは、当社発電設備量の約26%を占めており、東北電力の総発電規模に相当します。5つの火力発電所はガス導管で連係され、汽力発電火力(五井・姉崎・袖ケ浦)はお客さまの電気の使用量に合わせて発電する調整火力としての役割を担い、高効率で環境に優しいコンバインドサイクル型火力(富津・千葉)は高稼働の運転を行い、供給の要としての役割を担っています。そして富津火力発電所では、コンバインドサイクル発電(1,300℃級)にさらに技術改良を加えた、世界最高水準の熱効率59%を実現する1,500℃級コンバインドサイクル発電(MACC)の運転を平成20年7月より行っております。また、富津及び袖ケ浦LNG基地は、年間約1,300万トンのLNGを各発電所へ供給する重要な設備を有しており、平成13年1月より大多喜ガス(株)殿へ、平成18年4月より京葉瓦斯(株)殿へ、平成18年12月より関東天然瓦斯開発(株)殿へガス卸供給を開始し、平成19年9月には富津LNG基地でのLNGローリー販売も開始しました。さらに、平成21年3月には富津火力発電所と東扇島火力発電所のLNG基地間をつなぐ東西連係ガス導管の運用を開始致しました。これにより、千葉県側の5つの火力発電所と神奈川県側の3つの火力発電所(東扇島・川崎・横浜)を結ぶガスネットワークが構築され、LNG供給の安定性が一層向上すると共に、発電所とLNG基地の弾力的かつ効率的な運用が実現致しました。なお、当事業所ではISO14001を平成13年度に事業所本部・千葉火力で認証取得し,平成14年度に全火力へ認証範囲を拡大し、取得致しました。
火力発電所見学の休止について
発電所見学の休止・ビオトープそがの休園について
姉崎火力発電所は地域のイベントに積極的に参加をしています