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来たれ、東京湾直下型大地震

 
 関東地方でも複数の死者が出たこともあり、そういった犠牲者と遺族の事を考えれば、関東地方の被害を忘れてはならない、との思いから「東北・関東大震災」、または「東日本大震災」と言った名称を使うことになるが、今回の震災の中心は東北地方であり、
「東北大震災」と、呼称して問題はないだろう。

 震災から一ヶ月を経過するも、復興の道筋は付かないし、復興に向けた確固たるプランニングも見えてこない。
今後、30メートル級の津波を想定した街づくりを前提とするのか。
だとすれば、莫大な予算を計上しての防潮堤の建設を行わなければならない。

 または、海岸付近、及びその平地においては住居建設を認めないで、全員が高台に移り住むことになるのか。
今回のような大地震と大津波は今日明日にでも、再び発生しておかしくない状況にある。
迫り来る、自然界の猛威に対し、人類はどの様に対処すべきなのか。
早急な手立てが組まれなければならない。
または、巨大隕石の衝突と同様に、この世の終わりを想定して、自然の摂理に任せるという方法もあろうが現実r的ではない。
 
 「津波を利用して日本人の持つ我欲を洗い流せ」と、暴言とも取れる発言をした石原慎太郎氏であったが、
 これを批難する論調をものともせずに都知事選で四選を果たした。
それは、「日本人が持つ我欲」、という見方に対しては同調できる部分が、多くの有権者にも感じられたからではないのだろうか。
 
 ユーラシア大陸の東端に位置する島国。西洋文明から遠くかけ離れた37万平方キロの小国が、長きに渡り、世界第2位の経済大国の地位を占め富と繁栄を享受してきた。
 軍事力、そして政治さえもアメリカの庇護の下で、経済成長のみを貪る事で文明的にも高度な生活水準を維持しつつ、
世界中の人々が羨むまでのパラダイスを謳歌してきたのだ。
 
 今でもアフリカを中心とする第三世界では日々、戦乱と殺戮、専制と独裁、そして飢餓と貧困の中で
明日をも知れない生活を送っている人々が多数存在している。
日本人はこの世に生を受ければ、老人になって天寿を全うするのが当たり前だと思って生きてきた。
乳幼児死亡率を見るならば、シエラレオーネやニジェール、アフガンでは15〜16%。
つまり、1000人の新生児のうち、150〜160人は5歳の誕生日を迎えることなく命を落としていくのだ。
翻って日本では僅か0.3%となる。
この現実に対し真摯に眼を向けて生きる日本人はどれ程いるのだろうか。
命のありがたみ、生かされている大切さ、切実さを日々感じる事のなかった日本人に対しては正に「天罰」であったのだろうか。
覚醒せよ、我欲を払拭せよ、と言った啓示が含まれていたのだろうか。
 
  しかし、東北大震災で犠牲となった人々の多くは岩手・宮城・福島県に集中している。
雪深い寒村、細々と生計を立てる漁村、嘗ての鉄の街、炭鉱の街も産業の衰退とともに疲弊しきっている。
過疎化と共に鉄道は廃止され、不便な生活を強いられる東北地方の民。
 昭和初期の大恐慌においては、真っ先にその被害を受け、凶作の中で幼い娘を売りに出さねばならない、辛酸を舐めてきた東北の人々。
 天罰というならば、何故彼等が今回もこの空前絶後の苦しみに苛まれなければならないのか。
 
 日本中の富と繁栄と享楽、そして究極の利便性を享受し続ける東京都民は無傷でいていいのだろうか。
勿論、我々だけが第三者的に「頑張れ東北」、と声を挙げて手を差し伸べているだけでは済まない日が来る事だろう。
16年前の阪神・淡路、その後が新潟。今回が東北と、その包囲網は確実に狭まってきている。
東京にも来る。来てもらわなければならないのだ。
ネオン瞬くコンクリートジャングルでの饗宴が一瞬のうちに瓦礫の山と化する日が訪れるに違いない。
東京人の持つ我欲こそが洗い流されなければ、日本人は覚醒できない。
 
 東京湾北部直下型巨大地震の洗礼を受けるのだ。
お台場から晴海埠頭も一瞬の内に巨大津波に飲み込まれるだろう。
 晴海通りを覆いつくす濁流は、枝葉のように分岐して銀座界隈のも飲みつくす。
 その勢いは有楽町駅を通り越して桜田門まで達し、国会議事堂に至る高台で、漸く食い止められる程の勢いを持つだろう。
都内の密集地では幾多の火災も発生し阿鼻叫喚の地獄絵図となる。
 そういった事態を想定した、国土創り、そして我欲の払拭に、何をなすべきか一人一人が直面していると言えるのだ。

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