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【芸能・社会】渡哲也「あきらめないで」 「石原プロ名物」炊き出しin石巻2011年4月15日 紙面から 炊き出しなら俺たち石原軍団に任せろ!! 俳優の渡哲也(69)が社長を務め、舘ひろし(61)や徳重聡(32)らが所属する「石原プロモーション」が14日、東日本大震災で被災した宮城県石巻市で、同プロ名物の炊き出しを大規模に行った。約2800人にカレーライスやおでん、焼きそばなどを提供。渡は「復興するまであきらめない気持ちを持ってほしい」と被災者を勇気づけた。炊き出しは20日まで行われる。 石巻公民館に隣接する駐車場で行われた炊き出しには、仕事の都合で17日に現地入りする神田正輝(60)を除き、同プロの所属タレントがトラックなど車両計29台で駆けつけた。正午の開始予定が、早朝から最長500メートルの列ができるほどの人気ぶりで、午前11時すぎからスタートすることになった。 「石巻げんき食堂 一歩でも前へ! がんばれ東北」の看板に、特大がまや大がまを駆使した炊き出しに、被災者たちからは「すごいな」と驚きの声が上がり、俳優の姿を見つけると「舘さ〜ん」などと声援が飛んだ。 この日のメニューは、カレー、おでん、焼きそば、豚汁、ぜんざいなど。足腰の弱い老人や子どもたちのため、スタッフがテントまで案内する気配りも。渡は、黒の帽子とエプロン姿で、焼きそばを調理した。 取材に応じた舘は、地震と津波で破壊し尽くされた光景を目にして「涙が止まりませんでした」とした。同プロ制作のテレビドラマ「西部警察」の宮城ロケに触れ「先代の石原(裕次郎)が『これから1週間、みなさんの軒先をお借りしてロケーションさせていただきます』という、あの言葉が心に残っている。あの時のご恩返しをしたい」と話した。 同市門脇のパート阿部みゆきさん(39)は小学3年生の娘の志帆ちゃん(8)とおでんと焼きそばに舌鼓。「子どもは西部警察を知りませんが、これから石原プロのファンになるかも」と阿部さんが言えば、志帆ちゃんも「おいしかった」と笑い、ひととき元気を取り戻したようだった。 石原プロは慈善活動の一環として炊き出しを実施。1995年1月に発生した阪神大震災では兵庫・芦屋に向かい、5日間で約2万3400食を配布した。 PR情報
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