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【プロ野球】G沢村きょう先発 「ここからは結果がすべて」2011年4月15日 紙面から
時は来た。巨人のドラフト1位ルーキー・沢村拓一投手(22)が15日の広島戦で公式戦初登板初先発する。14日は舞台となるマツダスタジアムで前日練習。「ゲームに勝つことだけを意識して臨みたい」と自らに必勝を義務づけた。 プロセスを重視する時期は過ぎた。ペナントレースで求められるのは勝利のみ。「今までは内容を意識していたけど、ここからは結果がすべてです」。巨人の新人がプロ初登板初先発で初勝利を挙げると、1965年のドラフト制後では堀内(66年)、高橋尚(00年)、野間口(05年)に続いて4人目となる。数少ない快挙を目指す。 開幕カードは東野、内海が好投して2連勝。上昇ムードのままバトンが回ってきた。「東野さん、内海さんが素晴らしい投球をして、いい形でつないでいただいた。無駄にすることなく臨みたい」。この日はキャッチボールやダッシュなどを行って終了。「胸の高ぶりは今のところないけど、当日になったらいい緊張で投げられると思います」と自信も漂わせた。 完投を求められるマウンドにはならない。15日の次は中5日で21日の阪神戦(甲子園)になる見込み。間隔がタイトになる分、首脳陣は100球前後の球数制限を設けて送り出す。川口投手総合コーチは「広島は早打ちが目立つから、少ない球数で攻めてほしい」と省エネ投法を求めた。 最速157キロの実績とともに鳴り物入りで入団。オープン戦、練習試合でもチーム随一の好成績を残した。あとは本番で実力を証明するのみ。「皆さん期待してくれていると思う。チームが勝つことだけを意識したい」。剛腕の挑戦がいよいよ始まる。 (永山陽平) PR情報
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