東京中日スポーツ 55周年企画
55周年イヤーの記念事業や紙面企画をご紹介します
トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事
【プロ野球】星野監督「もったいない」 楽天ミスミス初黒星2011年4月15日 紙面から ◇ロッテ5−2楽天
楽天が、開幕3連勝を逃した。足を絡めて序盤に先制したものの、6回に先発・青山が同点2ランを浴び、続く7回に守備の乱れから3点を失った。東日本大震災で被災した人々のために勝ちまくると宣言していた星野監督は今季初黒星に「もったいない」とため息交じりだった。 内野の連係ミスが致命傷になった。7回無死一塁で、岡田の投前バントを片山と岩村が譲り合ってしまい、続けて荻野貴にも三塁のライン沿いにバント安打を転がされて満塁に。その後は井口に勝ち越し犠飛を打たれ、金泰均の左前2点適時打でダメを押された。 7回、先頭打者を歩かせたことが引き金になったことは、歯がゆさを増幅させた。中日監督時代からこのパターンを最も嫌う闘将は「ああいう場面で点を取られるのは鉄則なんだ」と不満を爆発させ、バント処理についても「自分がするという気持ちでいかないからこうなる。あそこはピッチャー前なんだから」。中継ぎエースとして期待する片山に苦言を呈した。 昨年の最下位が開幕カードを2勝1敗でスタート。上々の出だしとも思えるが、星野監督は「敵陣で1つ勝てばいいところを2つ勝ってくれた。選手をほめてやりたいが、もったいないという気持ちもやっぱり強い。出直して切り替える」と貪欲な姿勢を見せた。 15日からは甲子園で今季初の主催試合。駒大苫小牧高時代に甲子園を沸かせた田中を先発マウンドに送り込む。闘将にとって8シーズンぶりとなる一塁ベンチからの采配で勝利の機運を取り戻す。 (鶴田真也) PR情報
おすすめサイトads by adingo
|