'11/4/13
新球場効果に流通企業が着目
JR広島駅(広島市南区)の周辺で商業施設の開発の動きが活発になっている。地場スーパー最大手のイズミ(同)は駅北口の二葉の里地区で再開発地域の一部を取得し、出店する方針。広島駅の南北を結ぶ自由通路の建設計画や、3年目を迎えるマツダスタジアムなどで集客力が増している駅周辺に流通企業が着目している。
イズミが出店を予定するのは、駅北側を通る二葉通りに面した約8300平方メートル。山陽自動車道とつながる計画中の広島高速5号の出入り口にも接する。
イズミは、取得地の利用について未定としている。ただ敷地面積が狭いため、ゆめタウンと同じタイプの大型複合商業施設は難しく、比較的小規模のスーパーなどを出店するとみられる。
二葉の里地区には他にも未利用の国有地が残っており、今後さらに商業施設の開発が進む可能性もある。
駅北口では、二葉の里の東側に位置する若草町地区で昨年4月、マックスバリュ西日本(兵庫県姫路市)のスーパーが開業。先月には米国系のシェラトンホテル広島もオープンした。
【写真説明】イズミが出店を予定する二葉の里地区の土地