2011年4月2日2時55分
1日午後0時半ごろ、山口県宇部市西平原4丁目の厚東川の堤防(高さ約3メートル)下で、近くの木下成実(せいじつ)さん(78)が顔から血を流して倒れているのを妻(74)が見つけた。病院で死亡が確認された。宇部署の調べでは、頭や背中、太ももなど計十数カ所に鋭い刃物で切られたような跡があった。県警は同居する次男の明容疑者(50)を殺人容疑で逮捕し、発表した。明容疑者は「知りません」と否認しているという。
発表によると、明容疑者は自宅敷地内の屋外で、成実さんに切りつけ、約30メートル離れた堤防から落として殺害した疑いがある。妻が昼ごろに帰宅すると成実さんがいなかったので、捜したところ、堤防と川の間の通路(幅約3メートル)に倒れていた。堤防から自宅近くまでの路上に血痕のようなものが点々と残っていた。