関西テレビ放送株式会社

１４日夜大阪府岸和田市の交差点で、軽自動車同士が衝突する事故があり、そのはずみで一台が歩道に乗り上げ男子中学生２人をはねました。
中学生らは軽傷です。
１４日午後８時４０分頃、岸和田市荒木町一丁目にある国道の交差点で、右折しようとした軽自動車と直進してきた軽自動車が衝突しました。
そのはずみで、直進していた軽自動車が歩道に乗り上げ、自転車に乗って信号待ちをしていた１２歳の男子中学生２人をはねました。
２人は少年野球の練習を終え帰宅途中だったということで、病院に運ばれましたが、足や手の指を強く打つなど軽いけがをしました。
またそれぞれの軽自動車に同乗していた女性２人も頭などを打つ軽傷を負いました。
警察は双方の運転手から事情を聴き、事故の原因を調べています。

大阪府の橋下知事が大阪市長選への出馬を示唆していることについて、自民党が対抗馬の擁立を検討していることが分かりました。
橋下知事はこれまでに、今年１１月にも行われる大阪市長選挙について「維新の会で取りに行く」と明言し、自らが鞍替え出馬をする可能性も強く示唆しています。
これに対し自民党大阪市議団は、市長選で独自の候補者擁立を目指していることを明らかにしました。
ただ具体的な候補者の選定は進んでいないということです。
自民党大阪市議団の多賀谷俊史幹事長は「我々独自の候補者を出すというのを必ず模索していかなければと思う。そういう方向で考えてみたい」と話しました。
一方で多賀谷幹事長は、橋下知事が市長となった場合、大阪の再編構想について議論に応じる姿勢も示しています。

おととし兵庫県佐用町を襲った水害で、行方不明となっている女性の職場の社員証が見つかり、１４日に家族の元へ返されました。
佐用警察署を訪れたのは、行方不明となっている蜂須賀貴子さん（３３）の家族です。
貴子さんは、おととし８月に起きた大水害の日、職場から車で帰宅する途中で濁流に飲み込まれ、行方が分からなくなりました。
大阪府に住む母親の松尾恵子さん（７０）は、何度も佐用町まで足を運び貴子さんを捜してきましたが、先月、法的に死亡したとする「失踪死亡宣告」を裁判所へ申し立てていました。
そして１３日に貴子さんが働いていた英会話学校の社員証が見つかり、警察から恵子さんの元へ返されました。
恵子さんは、「この子の写真を毎日何回か抱きしめるんですけど、社員証も思わず抱きしめました。母親ってそんなものです。悲しみと辛さが一段と増してきますね」と話しました。
恵子さんは社員証が見つかった辺りを中心に、今後も貴子さんを探し続けるということです。

１３日、１５歳未満の子どもが提供した臓器移植手術が国内で初めて行われ、大阪大学病院で心臓の移植を受けた男性は、一夜明けて車いすに乗り、経過も順調だということです。
１３日、関東甲信越地方で脳死と判定された１０歳代前半の少年の臓器が提供され、大阪大学病院で１０歳代後半の男性に心臓の移植手術が行われました。
脳死判定された１５歳未満の子どもが臓器を提供し、移植手術が行われたのは去年７月に改正臓器移植法が施行されてから国内で初めてです。
大阪大学によりますと、一夜明けた男性は自分のひざを触って「温かい」と話し、しみじみと喜びをかみしめている様子で、現在はすでに車いすにも乗り、経過は良好だということです。
男性は１５日、集中治療室から一般病棟に移るということで、早ければ１ヶ月を過ぎた頃には退院できる見込みです。

大阪に春の訪れを告げる造幣局の「桜の通り抜け」が、１４日から始まりました。
今年は東日本大震災の被災者に配慮した形での開催となりました。
大阪の春の風物詩として知られる造幣局の桜の通り抜け。
初日は、地元の人や観光客などおよそ３万７千人が、咲き誇る桜を楽しみました。
１２８品種の中からことしの桜に選ばれたのは、「妹背」という１つの花に２つの実がなるのが特徴の八重桜です。
ことしは東日本大震災を受け、恒例の夜のライトアップを中止し、会場には義援金箱を設けて被災地への支援を呼びかけています。
地元の見物客は、「いろんな種類があって、ここは桜の博物館みたい」「桜の花を被災された方が見て、『春が来た』って感じで元気になってもらえたら」と話していました。
また東京から来た人は、「桜が見れて気持ちが明るくなりますね」と話していました。
桜は今週末に見頃を迎えるということです。
造幣局の「桜の通り抜け」は、今月２０日まで開かれています。
（平日は午前１０時から午後５時まで　土日は午前９時から午後５時まで）

１４日午後、大阪・ミナミの路上で男がピストルのようなものを１８歳の女性に突きつけ金を出せと脅しました。
男は「嘘や」と言って何も取らずに逃げましたが、警察が付近を警戒しています。
午後３時２０分ごろ、大阪市中央区日本橋２丁目の路上を歩いていた美容師見習いの１８歳の女性に男がピストルのようなものを突きつけ、「足を撃ち抜かれたくなけれ金を出せ」と脅しました。
女性が泣き出しそうになると、男は「嘘や」と言い何も奪わずに東の方向に走って逃げました。
逃げた男は、年齢５０歳ぐらい白髪交じりの丸刈りで、茶色っぽい上着を着て黒っぽいズボンをはいていたということです。
警察は、強盗未遂事件として男の行方を追っています。

大阪府の橋下知事は、大阪市長選挙がおこなわれる今年秋に辞職し、府知事選挙も同時に行う「ダブル選挙」に持ち込む事を明言しました。
橋下知事は13日夜、維新の会の当選者を集めた全体会合の場で、「僕が市長選に合わせて知事を辞職して、ダブル選という政治日程を作る」と話し、今年の秋に大阪府知事選挙と大阪市長選挙を同時に行って、両方を維新の会で取る考えを明確にしました。
そして、「知事選・市長選でどれが大阪の進むべき道筋なのかひとつに確定して、それが決まれば役所は従わざるを得ない」と話し、「大阪都構想」については、一旦白紙に戻して９月までに新たな案を作成し、他の党と意見が合わなければ、ダブル選挙の争点にする考えを示しました。
橋下知事が大阪市長選挙に鞍替え出馬する可能性もささやかれる選挙戦。
大阪府議会で過半数、大阪市議会で第一党となりさらに攻めの姿勢を強める維新の会に既存の政党は警戒感を強めています。
「ハッキリした理由も無しに、任期を途中で打ち切って首長選挙に立候補するというのは府民も納得できない」(民主党大阪府連土師幸平幹事長)
「乗り込まれて僕らが困ることは全然ない。議論としてやればいい。淡々と」（自民党大阪市議団多賀谷俊史幹事長）
「今この時期に政局がらみの話をするときなのか。ただ、大阪都構想の大枠の議論は出来る」（公明党大阪市議団��山仁幹事長）
一方、有権者は「ダブル選挙はそれはそれで一つのやり方じゃないか。実際にやってみないと状況が分からない」「みんなちょっとどこか変わりたいと思っている部分があると思うので何か変えていただけるなら変えていただいてもいいかなと思う」「自分がホットなうちに力をたくわえて全部自分の勢力範囲としたいのだろう。選挙は陣取り合戦だから」「橋下知事が大阪市役所に来ても維新の会は過半数取っていないので結局物事はそれほど変わらないのではないか」などと話しました。
ダブル選挙を「大阪秋の陣」と位置づけ勢いづく維新の会。
今後、どのような議論がおこなわれるのでしょうか。

京都府綾部市の古墳で、１２体のはにわのレプリカが壊されているのが１３日に見つかり、修理が行われています。
割れた欠片を一つずつつなぎ合わせる人たち。
男性たちが修理をしているのは円筒型のはにわのレプリカで、一つ４万円です。
１３日夕方、京都府綾部市私市町の「私市円山古墳公園」で、はにわのレプリカが割れているのを、公園を管理している男性が見つけました。
市が調べたところ、１２のはにわが壊されていて、中には粉々になったものもあり被害総額は６０万円にのぼります。
「私市円山古墳」は直径８０メートル高さ１０メートルの円墳で、５世紀の中ごろにこの地を支配した豪族の墓として作られ、古墳を囲むようにはにわが並べられていたと考えられています。
現在は、当時を再現するため、およそ９００の円筒型のはにわなどが並べられています。
【古墳を訪れた人は】「残酷ですわ。ひどい人もいるなと思って見てました。」
【綾部市史料館・近澤豊明館長】「犯人探しよりも二度とこういう事が起きないように訴えていきたい」
綾部市は警察に被害届は出しませんが、再発防止の対策をしていくということです。

京都三大祭りのひとつ葵祭のヒロイン・斎王代に、大学生の金井志帆さんが選ばれました。
第５６代斎王代に選ばれたのは、京都市南区に住む同志社大学４年の金井志帆さん（２２）です。
斎王代は、京都三大祭りのひとつ・葵祭のヒロインで、毎年京都出身の未婚女性が務めます。
会見に同席した母親の秀美さん（５２）も３３年前に斎王代を務めました。
東日本大震災の影響で観光地・京都にも自粛ムードが漂いますが、葵祭はこれまで町の活性化に貢献してきたことなどから、例年通りの実施となりました。
【第５６代斎王代金井志帆さん】「笑顔を絶やさずに、ご覧になる方に楽しんでいただけるように頑張りたい」と抱負を語りました。
金井さんは、下鴨神社で行われるみそぎの儀を終えたあと、来月１５日の本番に臨みます。

福島第一原子力発電所の事故を受けて大阪府は府内３カ所にある原子力事業所に対して安全管理を徹底するよう申し入れを行っています。
14日午前、東大阪市の近畿大学原子力研究所に大阪府の担当者が訪れ、設備の点検や緊急時の電源確保などを徹底するよう申し入れました。教育や研究のため約50年前につくられたこの研究所には、熱出力１ワットの原子炉があります。これは福島第一原発・２号機の原子炉のおよそ２３億８千万分の一の熱出力で、研究所によると極めて安全性の高いものだということです。
近畿大学原子力研究所伊藤哲夫所長は「再度、原子炉が地震、津波等においてどうなのかというのを再評価してしっかりとした回答を府に出す予定です」と話しています。大阪府では他にも府内２カ所にある原子力事業所に申し入れを行う予定です。

京都府京丹後市の碇高原牧場では、生まれたばかりの動物と触れ合える「ふれあい広場」がことしもオープンしました。
近畿で最も北に位置する「碇高原牧場」では、ことしもヤギやヒツジの赤ちゃんがたくさん生まれました。ヤギたちはきょうから冬の間、過ごしていた小屋を離れ「ふれあい広場」と名づけられた牧場で生活します。きょうは地元の保育園児がそのお手伝いをしました。ヤギたちは、若葉が芽吹きだした牧草地に一目散に飛び出し、草をほおばったり走り回ったりして、春の訪れを喜んでいました。ふれあい広場では11月下旬まで無料でヤギやヒツジと触れ合うことができるということで、毎年、たくさんの家族連れで賑わいます。

大阪の春の風物詩・造幣局の桜の通り抜けが始まり、会場は花見客で賑わいをみせています。
午前10時から始まった大阪・造幣局の桜の通り抜けには地元の人たちや観光客などが訪れ、咲き誇る桜を楽しんでいます。128品種、352本の中からことしの桜に選ばれたのは「妹背」という１つの花に２つの実がなるのが特徴の品種です。また今年は東日本大震災の影響で夜のライトアップが中止されることや外国人観光客の減少で例年に比べて２割から３割ほど見物客が少なくなると予想されています。見物客は「きれいですね」「周りから盛り上げて被災地も明るくして、いい意味で活性化したらいい」と話しました。桜の通り抜けは今月20日までの７日間、午後５時まで開かれています。

13日夜、滋賀県米原市で住宅２棟を全焼する火事があり、火元の家から住人の親子の遺体が見つかりました。
13日午後11時頃、滋賀県米原市醒井の住宅で「火事です」と警察に通報がありました。消防車５台が出て消火にあたり、火はおよそ２時間半後に消し止められましたが、木造２階建ての住宅２棟、あわせておよそ410平方メートルを全焼しました。
近所の人は「久方ぶりの炎の大きさだった。この地方は最近火事がなかったので、足が震えて、こちらに火がうつってこないかと思った」などと話していました。
この火事で火元である家の１階風呂場付近から、この家に住む鈴木光子さん(80)とその息子の光雄さん(55)、２人の遺体が見つかりました。
警察と消防は14日朝から実況見分を行って詳しい出火の原因を調べています。

東日本大震災に便乗した労働者の解雇や給料カットを防ごうと全国一斉に電話相談が始まりました。
この電話相談は、労働組合の「管理職ユニオン・関西」などが行っているものです。午前10時から受付が始まると電話が次々に鳴りました。管理職ユニオン・関西によりますと今回の地震で部品の調達が滞り、生産を中止する大企業が相次いでいて、下請け企業の雇用にも影響が出ているといいます。
大阪市内の製造業に務める60歳代の嘱託社員からは、「４月１日に契約を更新したばかりだが、地震で業績が悪くなり会社をやめてくれといわれた」という相談が寄せられました。
電話相談は16日まで下記の番号で受けつけています。


大阪・06-6881-0781
京都・075-353-4334
兵庫・078-360-0450

４月16日まで　受付時間　午前10時から午後６時

東日本大震災で被災した宮城県にバスで向かうボランティアの募集を大阪府などの社会福祉協議会が始めました。
被災地へのボランティアの受付は10時から始まり、すぐに定員に達しました。ボランティアは40人募集され、今月19日にバスで宮城県に派遣されます。被災地では20日から３日間家から泥をかき出す作業やガレキの撤去など、復興作業にあたるということです。参加費は１万円で期間中の食糧やヘルメット、ゴム手袋などの装備も参加者自身で用意する必要があります。
大阪市ボランティア情報センター・松尾浩樹主査は「身の回りのことや健康上のこと、現地の人への配慮など思いを持って関わる人に来て欲しい」と話しています。今回の受付はすでに終了しましたが、今月20日と26日にも40人ずつ募集するということです。

【次回の受付】
大阪府社会福祉協議会
06-6762-9631（受付期間：４月20日　午前９時〜午後５時）

【次々回の受付】
堺市社会福祉協議会
072-232-5420（受付期間：４月26日　午前９時〜午後５時）