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解雇の蒼国来&星風…法廷で徹底抗戦

 会見を行う星風と北村弁護士(右)=東京・霞が関の司法記者クラブ
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 会見を行う星風と北村弁護士(右)=東京・霞が関の司法記者クラブ

 日本相撲協会が14日、両国国技館で臨時理事会を開き、八百長に関与したとして出された引退勧告に従わなかった幕内蒼国来(27)=荒汐部屋=と十両星風(27)=尾車部屋=を解雇した。

 解雇処分を受けた蒼国来と星風は、日本相撲協会を相手に訴訟を起こすことを決めた。星風は東京・霞が関の司法記者クラブで会見し「裁判で八百長をやっていないことをはっきりさせたい」と“潔白”を主張。代理人に「行列のできる法律相談所」に出演する北村晴男弁護士をつけ、徹底抗戦する構えだ。

 北村弁護士は、特別調査委員会のずさんな調査を問題視。客観的証拠の吟味が足りないと指摘し「第3者の証言のみを証拠としている。いわゆる『共犯者の自白』で、数々のえん罪を生んできた事実がある」と語気を強めた。来週中に地位保全の仮処分を申し立て、その後「すみやかに」解雇無効を求めて提訴すると説明した。

 蒼国来は都内の会見で土俵復帰を強く訴えた。八百長相撲を取ったとされた前竹縄親方(元幕内春日錦)とは「あいさつをしただけ。しゃべったこともない」とし、聞き取りの場で「春日錦さんをここに呼んでくれ」と主張したが、却下されたという。代理人の小松初男弁護士は「法的手続きを考えています。1、2週間中に決めたい」と話した。

(2011年4月14日)

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