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【大相撲】

八百長解雇の2人が法的措置 星風は来週に仮処分申請

2011年4月14日 22時31分

 幕内蒼国来=14日午前、東京・両国国技館

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 大相撲の八百長問題で、日本相撲協会を解雇された十両星風(27)=本名ボルド・アマラメンデ、モンゴル出身、尾車部屋=と幕内蒼国来(27)=本名恩和図布新、中国出身、荒汐部屋=は14日午後、東京都内でそれぞれ記者会見し、特別調査委員会の調査を不服とし、法的措置を講じることを明らかにした。25人が処分されたこの問題で、法的手段に訴えるのは2人が初めて。

 星風は来週中に力士としての地位保全を求めて東京地裁に仮処分申請する予定で、その決着がつき次第、相撲協会を提訴する意向。蒼国来は1、2週間以内に具体的な手続きを決めるとした。

 特別調査委から八百長関与を認定された2人は、相撲協会の引退勧告に応じなかったため、14日午前の同協会臨時理事会で解雇された。理事会では退職金の支払いも決定。星風は220万円を、退職金としては拒否したが、4、5月分の給与という名目で受け取る方針。蒼国来は529万円を受け取らない。

 星風は「これから裁判で(八百長を)やっていないということを、はっきりしてもらいたい」と話し、蒼国来は「一切そういう(八百長)相撲を取ったことはない。それを裁判で明らかにしていきたい」と語った。

 特別調査委はこの日「理事会への答申は、厳正な調査を踏まえたものであり、認定事実は証拠に基づいて行っています」とのコメントを発表した。

(共同)
 

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