応援メッセージ入り横断幕作製

福島県に送るメッセージを書く高校生ら（１４日、県庁で）

　県内の高校生らが１４日、東日本大震災で被災した福島県に向けて、応援メッセージ入りの横断幕を作った。県民から広く寄せ書きを募り、来月に福島県に送るという。

　作ったのは全国高校総合文化祭の富山県実行委のメンバー。今年の同文化祭は福島県で８月に開催される予定で、来年は富山県に会場を移すことから、同実行委が運営方法を学ぶため、福島県を訪れて現地の高校生と交流していたのがきっかけ。

　メンバーらは同日、富山市新総曲輪の県庁で、文化祭のマスコットが描かれた横断幕に「がんばろう！福島！」と毛筆で丁寧に記入していた。

　今後はイベントなどの来場者らにメッセージを寄せ書きしてもらう予定で、実行委員長の県立富山中部高２年柴原左希子さん（１６）は「支援物資とは違うが、心の支えになってほしい」と話した。