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月刊チャージャー2月号
【調査】言いたい事を言ってくれ!
業界別覆面座談会 第51回 電力会社社員の「電気も会社も変化してるよ」 |
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今回集まってくれたのは、不況知らずの大企業である電力会社で働く30代のみなさんだ。黙っていても電気は売れる。エコとか省エネがますます注目される世の中で、電気を作り、送り届ける側の本音と思い。聞いてみようじゃないですか! |
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某電力会社の本社で働く30代。左から、白クマ(39歳)、写真家(35歳)、ウサギ (39歳)と呼ぶ |
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ウサギ いやあ、そんなことないよ。就職が決まった時も、親や親戚には評判よかったけど、自分としては「とにかく大きな会社に入りたい」くらいの思いしかなかったし。
白クマ そもそも、電力会社ってキツい印象があるのか、就職の人気ランキングでもそんなに上位にはこないからね。「成長」とか「改革」って言葉がすごく似合わない会社だし。
写真家 学生が就職先を選ぶときって、夢を描きたいはずでしょ。でも、学生の立場で手に入る情報だけじゃ、成長や改革が似合わない会社に夢を思い描けないんだよ。オレもそうだった。ま、実際に入社して働き始めたら、どんな仕事でも夢は自分で描くモノなんだってわかったけどさ。
白クマ 待遇だってそんなにいいとはいえないし。昔は福利厚生とか、給料以外のプラスαが恵まれてたけど、最近はどんどん削られてるもんね。
ウサギ それに、今はなかなか管理職に出世できないんだよね。僕らのちょっと上の世代に大卒をたくさん採用しちゃったもんだから、ポストに対して人が余っちゃってるから。
白クマ 管理職になっても、残業代が付かなくなって手取りが減るけどね。
写真家 ああ、そういえばオレの上司が「管理職になって家のネット代が払えなくなった」って嘆いてたな。
ウサギ もともと、お役所的な社風が強い会社でもあるからね。ある程度の年齢になったらグループ会社へ天下り的に出向したりして。
白クマ さすがにこのご時世だから、年功序列を超越した人事も最近はチラホラあるけどさ。もっと思い切ったことをやらないと、社風そのものは変わらないよなあ。
●次のページは、「やっぱり、お役所体質なんですか?」 |
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