4月14日のながさきニュース
|
長崎新聞
|
|
在日米海軍司令部が佐世保に移転? 相次ぐ横須賀配備艦寄港
| 多くの米艦船が停泊する佐世保港 |
米海軍の佐世保基地(佐世保市)に横須賀基地(神奈川県横須賀市)配備の空母などが相次ぎ寄港している。福島第1原発事故に伴う横須賀入港の回避措置とみられるが、原発事故は収束のめどが立たず、横須賀の在日米海軍司令部が佐世保に移転するとの見方も出始めている。米海軍佐世保基地は「(司令部移転の)措置が必要になれば、あらゆる準備をするのが賢明だ」と可能性を否定しない。
原発事故後、横須賀でメンテナンス作業中だった原子力空母ジョージ・ワシントン(GW)は3月21日出港、今月5日と12日の2回、作業員交代などのため佐世保に入港。ミサイル駆逐艦ラッセンも横須賀を出港し、3月25日以降は佐世保に停泊中。さらに「トモダチ作戦」の任務を終えた原子力空母ロナルド・レーガンも19日に佐世保に寄港予定だ。
米通信社ブルームバーグ電子版によると、米海軍作戦部長はGWの横須賀出港の理由を「原子力空母で微量でも放射性物質の残留が判明すれば、船上での放射能漏れの兆候と誤解され、検証や除去が必要になるため」と説明している。
放射能漏れを疑われかねないと懸念しての横須賀出港。米艦船の動向を監視している市民団体リムピースの篠崎正人編集委員は、関東の米軍人家族らが退避するのを米軍が支援しているとして、在日米海軍の中枢である司令部についても「一部機能が佐世保に移転する可能性がある」と指摘する。
|
|
|
|
|
「龍〜なが」アクセスランキング
|
|
|