2011年3月1日 20時31分
NTT東日本は1日、月2940円から光回線によるネット接続サービスを使える新料金「フレッツ光ライト」を6月に導入すると発表した。料金が使用量に応じて上限6090円まで徐々に上がっていく仕組みで、従来の5460円(戸建てタイプ)の定額料金に比べ、インターネットの利用頻度が少ない人も加入しやすくし、間口を広げる狙いがある。同社は、新料金導入で来年度30万回線の需要押し上げ効果があると見込む。
2940円で利用できるのは200メガバイトまで。同社によると、週1回30分程度接続し、月にウェブサイト約100ページと電子メール約100通の利用が目安。その5倍の1ギガバイトまで、従来料金より安く利用できるが、現在の同社サービス利用者の3割がこの範囲に収まるという。1.2ギガバイト以上は上限価格となる。
NTT西日本も、同様の料金を年内にも導入したい意向だ。
両社が同日総務省に提出した来年度の事業計画では、光回線サービスについて東日本が今年度比20万回線増の125万回線、西日本が今年度並みの85万回線の契約純増を見込む。【乾達】