2011年3月1日 18時52分 更新:3月1日 19時14分
丹羽宇一郎駐中国大使は1日の自民党外交部会で、中東の民主化革命が中国に及ぼす影響について「中国は20年も10%以上の経済成長を続けており、今の生活を壊してまで政権を倒そうという情熱は国民にはない。『ジャスミン革命』が中国に起きる可能性は一般的にないと思っている」と語った。
昨年9月の中国漁船衝突事件に関しては「日本の主張は明確に中国側に言い、一方的に言われることは金輪際なかった」とし、再発防止策として「日中間のパイプを制度として作る必要がある」と強調した。