2011年3月1日 18時39分 更新:3月1日 22時52分
経済同友会の桜井正光代表幹事は1日の記者会見で、11年度予算関連法案の年度内成立の見通しが立っていないことに関し、「国民生活と企業経営に大きな影響を及ぼす。何としてでも通すよう国民に対する責任を持ってほしい」と述べ、予算執行に支障を生じさせないよう強く求めた。
さらに桜井氏は「このまま重要政策を決めないでいれば日本はどういう国になるか議員の皆さんは真剣に考えてほしい」と主張。「日本の将来のためにもこの政局を乗り越えるべきだ」と強調し、政局を優先する与野党の国会運営に苦言を呈した。
また、野党が早期の衆院解散に追い込む構えを強めていることには「菅政権を交代させても、日本の見通しは定かでない。総選挙と簡単に言うのは無責任だ」と菅首相退陣論に反対する考えを示した。【宮崎泰宏】