秋篠宮ご夫妻は、東日本大震災や東京電力福島第一原子力発電所の事故で新潟県内に避難している被災者を見舞うため、14日、避難所になっている施設を訪問されました。
秋篠宮ご夫妻は、14日午後、福島県南相馬市などから40人が避難している新潟県長岡市の施設に到着されました。ご夫妻は、被災者が地元の建築用の金具メーカーから請け負っている、仮設住宅の屋根をつなぎ合わせるボルトを組み合わせる作業の様子を視察されました。このあと、避難所になっている新潟県小千谷市の体育館を訪れ、避難生活を送っている人たちに話しかけられました。秋篠宮さまは、福島第一原発から半径20キロ圏内の避難指示の区域になっている南相馬市の47歳の女性に「早くこの状況が収束するとよいですね」などと話しかけ、気遣われていました。紀子さまも、津波で自宅が流されて夫が亡くなった63歳の女性に「つらいでしょうが、頑張ってください」などとことばをかけ、励まされていました。南相馬市から家族で避難して来た66歳の男性は「原発の事故でいつ帰ることができるか不安なときですが、秋篠宮ご夫妻にお会いできてほっとしました」と話していました。