タイガーマスク基金:東京のNPOが創設「継続的運動に」

2011年3月1日 12時27分 更新:3月1日 13時57分

NPO法人「ファザーリング・ジャパン」が創設した「タイガーマスク基金」のロゴマーク=同NPO法人提供
NPO法人「ファザーリング・ジャパン」が創設した「タイガーマスク基金」のロゴマーク=同NPO法人提供

 父親の子育てを支援するNPO法人「ファザーリング・ジャパン」(東京都文京区)は1日、全国の児童養護施設で暮らす子供たちを経済的に支援する「タイガーマスク基金」を創設した。昨年末以降、漫画「タイガーマスク」の主人公などを名乗った寄付が相次いでおり、安藤哲也代表理事は「機運を逃さず広く寄付を募り、継続した運動にしたい」と賛同を呼び掛けている。【反橋希美、山崎友記子】

 基金は個人や団体からの寄付で賄い、ニーズに応じて施設や支援団体に支給する。また、退所した子たちにも希望を募り、自立のための支援金を出す。

 「タイガー」の作者、故梶原一騎さんと辻なおきさんの遺族の承諾を得て、主人公の伊達直人をイメージしたロゴも作成。運営委員に名を連ねる梶原さんの妻高森篤子さんは1日の記者会見で「タイガーマスク運動で、私も世の中のために何かしたいという気持ちが膨らんだ。主人の意にも沿っていると思う」と語った。

 全国児童養護施設協議会の中田浩会長は「児童養護施設を支える全国規模の基金は初めてでは。現場の要望を聞き、持続した取り組み」と期待する。

 寄付口座は三菱東京UFJ銀行千駄木支店、普通0135667「タイガーマスク基金」。問い合わせは事務局(080・6810・5215)。

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