女子高生との性行為で逮捕、起訴され、真剣な交際だったとして無罪が確定した愛知県の男性(36)が、不当な逮捕などで精神的苦痛を受けたとして損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、名古屋高裁は14日、「真剣度の乏しい交際」と認定し、国と県に計200万円の支払いを命じた一審名古屋地裁判決を取り消し、請求を棄却した。男性側が逆転敗訴した。
判決理由で岡光裁判長は、逮捕と起訴について「無罪判決が確定しただけでは違法にならない」と指摘。
判決によると、男性は06年、17歳生徒と関係を持ち、県青少年保護育成条例違反で逮捕。