2011年2月28日 20時24分 更新:2月28日 21時17分
日航ジャンボ機のラストフライトとなる那覇行きとホノルル行きの便が28日夜、成田国際空港を飛び立った。那覇便は午後7時半過ぎ、ホノルル便は同8時ごろ離陸。2機は3月1日午後1時過ぎ、最後の客を乗せて成田に戻ってくる。
ホノルル便の出発では、搭乗ゲートで櫛野圭司機長(43)があいさつし、社員たちが駐機場で「ありがとう、ジャンボ」という手書きの横断幕を掲げて見送った。両便とも退役を惜しむ航空ファンが乗り、乗客に記念の折り鶴が贈られた。成田へ戻る2機は1日、消防車の放水アーチで迎えられる。
ホノルル便の櫛野機長は入社以来17年間、747一筋に乗務。昨年10月、一足先に退役した747貨物専用機のラストフライトも担当した。ホノルルへのフライト前、毎日新聞の取材に「私のパイロット人生とともにあった飛行機で、とても寂しい」と気持ちを打ち明けた。