JR博多シティ:新駅ビル初公開…3月3日開業に向け

2011年2月28日 14時1分 更新:2月28日 14時21分

吹き抜けの空間が広がる博多阪急の「ウェルカムホール」=福岡市博多区で2011年2月28日、加古信志撮影
吹き抜けの空間が広がる博多阪急の「ウェルカムホール」=福岡市博多区で2011年2月28日、加古信志撮影

 3月3日に開業する新しい博多駅ビル「JR博多シティ」(福岡市博多区)で28日、報道機関向けの内覧会があった。百貨店「博多阪急」や専門店街「アミュプラザ」などで構成する館内は、商品陳列を終えて開業を待つばかり。国内有数の商業面積を誇る駅ビル誕生で、福岡の商戦は一気に過熱しそうだ。

 博多阪急の内部はこの日が初公開。大理石風の壁や鉄格子調の入り口は、世界初のターミナル百貨店を手掛けた会社の歴史を感じさせる。各売り場の従業員はミーティングを開いたり、商品陳列の最終チェックを続けた。

 1階から中3階が吹き抜けとなった「ウェルカムホール」では、開業の3日に開花調整したサクラが出迎える。柳澤興平店長は「期待と不安が入り交じって緊張感が高まっている。新しい百貨店のモデルなので成功させたい」と抱負を語った。

 JR博多シティは地上10階、地下3階。営業面積は博多阪急4万2000平方メートル、アミュプラザ約5万7000平方メートル。通路などを合わせた商業床面積約18万平方メートルは国内の駅ビルでは最大級となる。初年度売り上げ目標は博多阪急が400億円、アミュプラザ博多が300億円。JR博多シティ全体で約6000人が就業する。

 カード会員を対象にした3月2日のプレオープンを経て、3日午前10時にグランドオープンを迎える。12日には九州新幹線が全線開業する。【綿貫洋】

top
文字サイズ変更
このエントリーをはてなブックマークに追加
Check
この記事を印刷

PR情報

スポンサーサイト検索

アーカイブ一覧

 

おすすめ情報

注目ブランド