バス横転:22歳容疑者、母に事件前電話 就活悩み行動か

2011年2月28日 2時30分

 東広島市の山陽自動車道で高速バスが横転させられた事件で、殺人未遂容疑で逮捕された鹿児島大3年、楫田(かじた)優希容疑者(22)=鹿児島市荒田2=が、事件直前に母親の携帯電話に電話をしていたことが27日、捜査関係者への取材で分かった。広島県警東広島署は、楫田容疑者が就職活動で悩み、衝動的に事件に及んだとみている。

 同署によると、横転したのは大阪発鹿児島行き高速バスで、25日午後10時50分に吉備サービスエリア(岡山市)で一旦休憩。楫田容疑者は再出発後、再三にわたって運転席に来て「降りたい」と求めたという。母親への電話はこの間にしたとみられ、深夜だったこともあって母親は出なかったという。この直後、楫田容疑者はハンドルを奪って横転させたとみられている。

 母親は同署に対し「電話に出ておけばよかった。就職の悩みは聞いたことがない」と話しているという。【中里顕】

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