2011年2月26日 11時45分 更新:2月26日 12時1分
九州新幹線の全線開業まで2週間となった26日、山陽新幹線直通列車「みずほ」「さくら」に使われるN700系車両の一般向け初試乗会が、JR博多-熊本間であった。抽選倍率23.2倍の“狭き門”だったが、幸運を引き当てた鉄道ファンたちは、一足早く新型車両の旅を満喫した。試乗会は27日もあり、2日間で上下計29本運行する。
両駅間は全線開業後、最短33分で結ばれるが、試乗会では約50分で走った。参加者たちは記念写真を撮ったり車窓の風景を眺めながら、つかの間の旅を楽しんだ。
福岡県志免町の小学1年、赤沢なつみちゃん(7)は一緒に来る予定だった2歳の弟が急に熱を出し叔母と2人で参加。弟は新幹線が大好きで、「家に帰ったら楽しかったことをお話してあげたい」とにっこり笑っていた。【夫彰子】