2011年2月26日 9時46分 更新:2月26日 20時28分
任天堂は26日、新型の携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」を全国の家電量販店などで発売した。専用眼鏡なしで3D(三次元)映像のゲームが楽しめるのが特徴で、本体内蔵カメラで3D写真の撮影・閲覧もできる。
希望小売価格は、従来のDSシリーズより高い2万5000円だが、任天堂は豊富なソフトを投入し、3月末までに国内外で400万台の販売を見込んでいる。
事前予約を受け付けていなかった家電量販店最大手のヤマダ電機の「LABI1 池袋モバイルドリーム館」(東京都豊島区)では、25日夜から行列ができ、26日午前9時半には900人が並んで同日販売分を完売した。1番に並んだ千葉県船橋市の私立大3年生の男性(21)は「今日並ばないといつ買えるか分からないので、25日の夜10時から並んだ。これまでのDSと画面がどう違うのか楽しみ」と話した。
3DSは1月20日の予約開始の際に行列ができたほどの人気ぶりで、受け付けを終えた予約分の販売のみを実施している量販店も多い。【弘田恭子】
ヤマダ電機の大型店「LABI1なんば」(大阪市浪速区)では、午前10時の開店前に約500人が並んだ。お年玉で買った子ども(8)もいた。昨晩から並んだという兵庫県尼崎市の会社員、宮脇伸仁さん(24)は「立体写真撮影など各種機能やソフトを楽しみたい」と話した。
3DSは折りたたみ式で、広げると上下に二つのカラー液晶画面がある。上の画面で3D映像を楽しみながら、下のタッチスクリーンの画面にタッチペンで触れて遊ぶ。希望小売価格は2万5000円。欧米でも3月下旬に発売する。3月末までに国内で150万台、海外で250万台の販売を目指す。【南敦子】