2011年2月25日 7時7分 更新:2月25日 11時10分
米航空宇宙局(NASA)は25日午前6時53分(米東部時間24日午後4時53分)、国際宇宙ステーション(ISS)への補給物資などを載せたスペースシャトル「ディスカバリー」(スティーブン・リンゼイ船長ら6人搭乗)をフロリダ州ケネディ宇宙センターから打ち上げた。ディスカバリーは予定通り地球周回軌道に入り、打ち上げは成功した。
シャトルは今年6月に退役予定で、あと2機の打ち上げが計画されている。ディスカバリーは84年8月の初飛行以来、シャトル最多となる39回目の今回が最終飛行となる。
ディスカバリーには、NASAとゼネラル・モーターズが共同開発した上半身型ロボット「ロボノート2」(重さ約150キロ)や、ISSの貯蔵庫として使うイタリア製の多目的モジュールなどが積み込まれている。ロボノート2は腕や指先を動かして道具を操ることができ、NASAは「宇宙に永住する世界初の人型ロボット」と説明。将来、人に代わって危険な船外活動を担うロボットを開発するための実験を行う。【山田大輔】