記録

山の記録を並べてみます。

2011年
   4月 城ヶ平山・ハゲ山千石城山       
   2月 タカンボウ山飯縄山       
  1月 鉢伏山(敗退)、鉢伏山前長尾山ゾウゾウ山(敗退)     

2010年
  12月 尖山  
 11月 龍王岳  
 10月 妙高山焼岳    
  9月 南岳・北穂高岳奥丸山      
 8月 雪倉岳・朝日岳錫杖岳鋸岳(甲斐駒)     
 7月 霧ヶ峰薬師岳・黒部五郎岳戸隠山白馬岳・    
  6月 夫婦山中山高妻山   
 5月 立山・奥大日岳(雷鳥沢)、毛勝山       
 4月 木曽駒ヶ岳浄土山  

2009年
  11月 小佐波御前山   
  10月 人形山・三ヶ辻山籾糠山        
 9月 西穂高岳・奧穂高岳(ジャンダルム)
         鷲羽岳・水晶岳・笠ヶ岳火打山      
 8月 鍬崎山羽黒山大猫山    
 7月 御嶽山大辻山北岳(バットレス)    
 6月 雨飾山焼岳金剛堂山僧ヶ岳・駒ヶ岳
 4月 立山
 3月 木曽駒ヶ岳(敗退)
 2月 大品山赤岳
 1月 北横岳・縞枯山

2008年
 11月 立山
 10月 栂池自然園
 7月 白木峰横岳(小同心)、剣岳(長次郎雪渓)
 4月 唐松岳立山
 3月 大同心基部西穂(独標)、赤岳
 1月 蓼科山天狗岳

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2011年4月13日 (水)

千石城山:まんさく、剣、かもしか、蛙の卵塊

2011年4月10日

千石城山

前夜、アイゼン・ピッケルをパッキングしていたが、今日も娘が付き合ってくれるとのこと。娘と過ごす時間は最優先であるので、予定を変更して手軽な山を選定した。お天気が良いので、剣岳を眺めに千石城山へ行くことにしたのだ。

10:30頃、剣親自然公園管理棟より少し上の駐車場から歩き始めた。展望台のあるあたりからは終始雪の上を歩いた。とは言え、予想よりも雪は少なく標高600m以下は、所々雪が切れていた。
稜線にむけて、自然林の谷筋を気持ちよく登り上げてゆく。

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(気持ちの良い場所である。娘もご機嫌である)

稜線に出ると、早月川のむこうに大倉山や北方稜線の山々と対面する。
稜線を北に向かう。ナラ枯れした木々が痛ましい。

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(ナラ枯れわびし)

頂上には、11:40に到着。剣岳の眺めがすばらしい。他の登山者も満足そうである。

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(剣岳ほか、今年も行こう)

良い天気、無風、眺めは最高。食事をとったり、寝転んだり・・・のんびりさせていただきました。
せっかく残雪期に来たのだから、下山はフリーのルートを選択する。西(ダム湖側)に向かって、尾根沿いを下ってゆく。本来なら、スキー場跡に下れるはずである。

ずんずん下ってゆくが、雪が所々切れており、自然と雪が豊富な右の谷筋に誘導される。何度か修正を試みたが、斜面の急な方向に誘導されてしまう。雪が薄く、ほしい場所の雪が切れていたりして、娘にとっては、もはや危険と判断し、標高580mあたりから少し登り返して南に進路を大きく変更した。

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(途中で出会ったケモノ、糞はそこらじゅうに散在)

時に藪をこぎながら、なだらかな斜面を下ってゆくと、展望台のある広場に降り立つ、以降、林道沿いに下って14:20頃に駐車場にたどり着いた。公園内の湿地にあった蛙の卵は分化を始めていた。春である。

追記:
・手軽に楽しめる山である。
・所により雪が切れており、下山時はルート選定に気を使った。残雪期の面白い点ではあるが、娘はスリルを楽しんだようである。なんだか、余計なことを教えてしまったような気がする。まっとうな人生を歩いてほしい。
・まんさく、蛙の卵の写真は割愛しました。

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2011年4月10日 (日)

今日見た春の花

2011年4月10日

暖かな春の日差しが注ぐ一日であった。

本日出会った花木をいくつか紹介します。

まず、残雪期の山で最初に見かける花。
少々花弁数が少ない個体ですが、こんなものなのでしょうか?

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(千石城山で見たまんさく)

この程度のボリュウムのほうが、可憐な感じがします。

そして、この季節の花といえば勿論。

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(常願寺公園のさくら)

八分咲きといった状況でしょうか。以下、すべて常願寺公園にて。

同じ時期に咲く花といえば、

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(もくれん)

満開である。以降は存在を感じさせない花木です。



ありふれた花木ではあるが、手入れが良いとこんもりとした群落となる。Dsc_04982

(れんぎょう)

黄色が新鮮である。

これは、よく知らない花ですが・・・。

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(土佐水木:とさみずき)

名前のとおり、高知県に自生しているとのこと。



これからが、盛期となる・・・。

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(ゆきやなぎ)

春ですねえ。千石城山については、後日。

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2011年4月 5日 (火)

城ヶ平山・ハゲ山:穴ぽこ好きである

城ヶ平山・ハゲ山
2011年4月3日

当初はカリカリした斜面をと思ってアイゼン・ピッケルを準備していたが、就寝する時間が遅くなり、早起きは不能。疲れもあって、昼からの行動とした。今日は、娘が付き合ってくれるとのこと。それなら、雪上ハイキングと思い、行き先を変更して手軽な山域を選んだ。
登山口をどこにするか決めあぐねていたが、成り行きで浅生の登山口から入ることにした。浅生へは大岩側から入ったが、これで正解、浅生と西種間は除雪されていなかった。

12:00出発、登山口から稜線までは終始雪の上を歩くことになる。
休耕田を通り抜け、谷筋の杉の人工林を登ってゆく。

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(谷筋の人工林、ほどなく尾根に)

ほどなく、鞍部・尾根上に這い上がる。左に行くと城ヶ平山(茗荷平山)、右に行くとハゲ山である。まずは、城ヶ平山へと向かう。ナラ枯れした木が倒れていたりして、薮っぽい場所もあるが、難なく通過して12:50に頂上に到着。富山平野が一望できる。ただし、剣岳は雲の中。残念。

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(城ヶ平山の頂上に到達)

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(この季節、木の根元の穴ぽこが面白い)

昼食をとって、引き返す。ハゲ山まで行かねばなるまい。理由は「ハゲ山」であるから・・・。ここまできたら登らねばならない山名である。幾つかの紅葉樹林帯のピークを越えてゆく。

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(気持ちの良い樹林帯でござる)

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(時折、ご苦労な木があったりする)

なかなか良い場所である。ニセピーク、峠山をこえ、さらに進んで14:20にハゲ山に到着。しばし休んで戻ることにする。

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(帰り道の峠山)

サクサク下って樹林帯を抜けたあたりで、担いできたワカンを娘に履かせてみる。ご機嫌である。自分で片方のワカンを踏みつけて、何度か転んだが、楽しげである。こちらも楽しい。

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(杉と穴ぽこ)

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(里山の雪山歩きも面白いものである)

15:30登山口に到着。
実に楽しい山歩きでった。付き合ってくれた娘に感謝。

この後、大岩の食堂にて「大岩そうめん」を食す。娘は「にゅうめん」を選択。その後、参道を登って、大岩日石寺に参拝し、なにかしら注入。充実。
実に良い一日となりました。

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(大岩そうめん、かけそうめんであった)

追記:
・終始、つぼ足で楽しめた。次回は、もう少し雪深い季節に、スノーシュー持参で来てみたい。
・大岩山参道で足の短い犬に遭遇。ここのマスコット犬?のようである。同じ犬か定かでないが、雪の城ヶ山頂上で遭遇したとの報告もある。たいした行動力である。

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2011年3月21日 (月)

圧倒的な存在感を主張していた

山は、自粛しています。

被災されたされた方々には、心からお見舞い申し上げます。

平凡な日常がいかに幸せなことなのかを強く感じます。ともに明日に向かって努力しましょう。


自然のなかで、いかに自分がちっぽけな存在であるのか?
昨年、雪崩に遭遇した時にも強く感じました。

下の写真は、先に雪の戸隠を散策したときに出会った杉の巨木です。
ふと何かを感じ、仰ぎ見た瞬間、殴られたような強い衝撃をうけたのです。

出た言葉が「ちくしょう、やられた」でした。
圧倒的な存在でした。自然と涙があふれました。

この写真ではうまく伝えられないのですが・・・。

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(狂おしく枝を叢生、圧倒的な存在でそこにある)

生き抜いてきた痕跡に満ちています。確かに生き抜いてきた力を感じます。

昨年、雪崩に遭遇したとき、何度か転びながらも、立ち上がり、全身の筋肉を使って斜面に這い上がった時、自分には「生きるんだ」という「強い気持ち」があることに気付きました。

この歳まで生きてきて、それを知り、改めて、生き方について見つめなおすことになったのです。



小さな事象に右往左往し、何をすべきかを感情にゆだね。メンツ・プライドのためにエネルギーを浪費する社会。事の本質を知ろうとはせずに・・・。娑婆は消費・消耗作業ばかりである。

これに嘆いてもしょうがない。
自分をも知らなかったのですから。

自分にとって、山を歩くことは、自分を見つめる作業です。消耗ではなく、何かしらを薄らと積み重ねる作業です。
単独行を好むのは、この感覚が研ぎ澄まされるからか。

喜びも悲しみも、命、すべてを飲み込んでしまう。
だけども、ちっぽけだけれど、僕たちは生きている。そして、間違いなく困難を乗り越えられる。

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(春、芽吹く様子を見に行くつもりである)

命は永遠ではない。

小さな日常の幸せを素直に喜びたい。感謝したい。

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2011年2月27日 (日)

飯縄山:ついでに鏡池長靴ハイク

飯縄山

2011年2月27日(日)

土曜は最高のお天気であったが、下界に雑務があって山に入れなかった。日曜は、曇りで天候は下り坂との予報。携帯の山岳情報では強風に注意せよとのこと。

最後まで、飛騨地方の某所と、飯縄山のどちらにするか迷ったが、少々天候が荒れても、飯縄山なら楽しめる範囲と考え、前夜のうちに最寄りの高速SAで車中泊することとした。結果的に、飛騨は大きな地震があったり、戸隠・妙高周辺は終日天候に恵まれ、充実したスノーハイクとなった。

長野市民の山、「飯縄山」へは西登山道から入った。6:00頃、ランプを点灯しながら歩き始めた。雪は、ほどよく締まっており、素のツボ足で頂上まで行くことができた。陽が登ると、木々の間から戸隠の山々が赤く染まるのが見えた。実に、神々しい。

このルート、トレースだらけであるが、素直な尾根で迷うことはない(ただし、帰路は南登山道に入らぬよう注意)。

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(登ってきた尾根を振り返る。北アルプスの山々が見える。北(右)ほど雪が濃い。小蓮華山から激しく雪煙が上がっている。)

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(ズーム、鹿島槍はやはりかっこいい)

8:10に飯縄神社があるピークまで這い上がった。長野市街地が太陽に照らされ、きらきらと光っている。

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(飯縄山へとむかう尾根)

このあと頂上までは10分ほどである。

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(頂上。「綱」を「縄」に書き直した??ようなかんじですね)

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(頂上から見た焼山、火打、妙高、黒姫)

金山~火打にかけては、激しく雪煙が舞い上がっている。風が強そうである。黒姫山を妙高山の外輪山と見間違えてしまい、黒姫山がどこに行ったのか、一瞬、頭が混乱した。

しばらく休んで、蕎麦を食うべく、サクサクと来た道を戻った。今日は、思いのほか人が少なく、降りの途中で、2名の登山者とすれ違っただけである。

9:50駐車場所に戻る。未だ、昼食には早い。蕎麦屋も準備中である。せっかくスノーシューを担いでいるのだから、戸隠の森をハイクすることにした。

場所を移動し、10:30奥社駐車場から長靴で歩き始めた。雪は固く締まっており、結局、スノーシューの出番はない。適当に歩いて、11:00鏡池にたどり着く。雪で覆われ、池は雪原となっていた。

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(戸隠山、九頭龍山)

左の

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(迫力の西岳、本院岳)

さすが、写真家たちが虜になる場所である。

しかし、たくさんの人がスノーシューやスキーで楽しんでいる。踏み跡だらけである。

杉並木を見たかったので、適当に歩いて、11:55に随神門へ。相変わらず立派な杉並木である。次回は、降雪直後に来てみたい。

参道を通って車を拾い、向かった蕎麦屋は「極楽坊」である。今回、戸隠に来たのは蕎麦を食すためなのである(キッパリ)。

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(ざる大盛り)

なんというか、野菜の千切りのような・・・、なんともいえぬ喉越しの良さ。満足です。

下山後の温泉は、妙高の関川共同浴場大湯を標的にしていたが、駐車場が見つからず、断念。地域の人のための浴場につき、迷惑駐車はご法度である。

駅前で「妙高高原ふれあい会館」を紹介してもらい、ここで気持ちの良いお湯を頂いて帰路についた。

追記:
・スノーシューは終日ザックにくくり付けたままであった。実は、飯縄山の時は、こっそりピッケルやアイゼンまでもザックの中に忍ばせていたが、すべて使うことは無かった。どれも余計な荷物であった。ただし、ルートの状況を知らなかった以上、過剰装備だとは考えていない。
・帰路に見た妙高山は、存在感たっぷりであった。雪のある時期に、歩いてみたい。

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2011年2月20日 (日)

タカンボウ山:カタカナ山が気になっている

2011年2月19日

タカンボウ山

しばらく、良い天気が続くとのこと。こんな時に限って、体と心に余裕がないのだが、気になる場所に行くことにした。何が気になるのか?単純に名前が気になるだけである。
先月はゾウソウ山(敗退)に訪れたが、この界隈にはカタカナ山がいくつかあって、何かしら面白いので、それぞれ歩んでみたいと思っているのだ。その言われについては、暇になったら調べてみます。

タカンボ―スキー場の駐車場に駐車し、リフトを使って上まで上がった(発券所で登山届を提出)。駐車料金として地元にお金を落とすには、このリフト代(200×2円)では安すぎるかもしれない。また、リフトで急ぎ登るのは、霧氷がきれいなうちに標高を稼ぎたいとの思いもあってである。

9:00頃、リフト終点から歩き始める。鉄塔の下をくぐって、尾根沿いに進んでゆく。踏み跡はなく、楽しうれし。

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(やどりぎの着生が目立つ山である)

2番目の鉄塔を過ぎれると、ゆるやかな尾根となる。ここまでくれば、頂上まで距離で1/3、時間で半分って感じでしょうか。

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(時により尾根の庄川側は人工林)

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(霧氷がかろうじて付着、午後には無いだろう)

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(ゆるやかな尾根筋は、ブナ?の森)

こんもりした頂上には10:30に到着。GPSで位置を確認、どんぴしゃりであった。

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(頂上、ウサギの足跡、左手はウサギさんのつもり)

西に見える赤摩木古山に登攀意欲を掻き立てられながら・・・。

しばらく休憩の後、スノーシューのテールを外して、駆け降りる。この程度の雪質であれば、下りはワカンのほうが軽快だろう。

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(来た道を戻る。前方は猿ヶ山)

スキー場は端っこを歩いて降りた。11:50、受付で下山を伝えて、行動は終了。

今日も、ささら館の「五箇山旬菜工房いわな」で、岩魚の寿司を頂いた。やはりうまい。今回は、山菜蕎麦とのセットメニューにしたが、そのうちの一品、五箇山豆腐も味があって美味しい。寿司、豆腐好きには、たまらないメニューである。絶対に、また来ます。

汗を流した「くろば温泉」も良いお湯でした。

追記:
・気温が上がって、山々は雪崩の雰囲気に満ちていた。ここしばらく、周辺の山々は危険な状態が続くと予想される。(一方、このコースはその危険が少ないかもしれない)
・トレースのない山を歩くのは実に気持ちが良い。やめられません。ただし、リスクを下げる研究もせねばと思う。たいていは単独でもあることだし。

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2011年1月30日 (日)

ゾウゾウ山(敗退):合掌の里は雪に埋もれていた

ゾウゾウ山(敗退)

2011年1月29日(土)

天候は冬型、日本海側ではざんざか雪が降っている。いつもこんな時は晴天率の高い八ヶ岳方面に足を延ばすのだが、今回の諏訪地方の天気予報も良いとは言えない。北陸地域の雪はかなり深いはず・・・。前夜、行き先を決めあぐねたまま就寝した。結局、朝は都合により出遅れてしまい。歩き始めたのは11:00を過ぎていた。

今回選んだゾウゾウ山は、白川郷の里山で、その名の言われに大変興味が持たれるが、今のところ小生はよく知らない。積雪は2.5~3mほど、予想通りの深雪であったが、スノーシューに延長具を取り付けた効果か、膝程度のラッセルで進んでゆくことができた。

12:20頃卒塔婆峠。この先、選んだ急な斜面を這い上がるのに難儀し、時間を大きく費やしてしまった。急な斜面では胸ラッセルとなるが、これはこれで面白い。
ナラ枯れした木々がいつポキリと折れて落ちてくるか?ビクビクしながら進んでゆく。結局、頂上に到達しないまま、14:00に引き返すことにする。もう1時間早く出発していたらと思うと、残念である。ただし、雪がざんざか降り続いている。トレースが少しでも残っているうちに帰ることにする。

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(誰一人として出会うことのない静かな山であった)

急な斜面をあっという間に、下り降りる。雪山で一番楽しい瞬間である。15:20、出発地点に戻る。また、天候の良い時に来たいと思います。

白川郷はライトアップのイベントがあるとのこと、大変な混雑である。温泉「白川郷の湯」の駐車は許されず、汗を流すことを断念した。

この地域に来たら、必ず立ち寄る場所がある。道の駅上平ささら館の「五箇山旬菜工房いわな」である。雪の壁、富山方向へと車を走らせる。

「いわなのにぎり」を食すのである。このために、昼食はおにぎり一つで我慢したのだ。

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(いわなのにぎり、実にうまい。2折お持ち帰りした)

この店には、20年近く前、先代のころから、時が許せば立ち寄ることにしている。日本海の魚もおいしいが、生のいわなも劣らず美味である。マス科の魚は、事情があって一般には生で食さないが、ここのは問題がない。とにかく美味いのである。

追記:
・今回の敗退の原因は、出発時刻が遅いということである。毎度のことであるが、この季節、前夜着、車中泊という手法を採用しにくいのも理由であろう。
・いわな寿司が美味しかったので、とても良い一日になりました。

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2011年1月24日 (月)

前長尾山:実は山名を知りませんでした

2011年1月23日

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(並走するリスくん。雪の壁が高く、逃げ場がないのだ)

事情があって、今日も出遅れた。この時間帯から雪遊びができる場所は限られている。こんな時は、ここである。
立山青少年自然の家の駐車場をお借りした。お邪魔しますね。今日は先週のわかん装備の腰ラッセルに懲りて、スノーシューを装備した。過剰かもしれない。10:40に出発です。

途中までスキー遊びをする子供たちに混ざって林道を歩いてゆく。今の子供たちは良い経験ができる。実にうらやましい。このように自然と触れ合う機会はとても大切である。

来拝山に入ろうと思っていたが、トレースばっちりで面白くない。人が少なそうな長尾方面へと進んでゆく。

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(これから向かう長尾山方面と自分)

踏み跡から先行者は2名と推定、一名はそのまま林道を長尾峠方面へ、もう一名は前長尾山への尾根に這い上がってる。この時間では大辻山までは届くまい。林道歩きはつまらない。何より、目の前の細い尾根筋にガシガシ登ってみたい気持ちが勝り、尾根に取り付いた。

やはり雪山は尾根歩きが面白い。ワカンの先行者のトレースをお借りしてサクサクと登ってゆく。先行者のご苦労に感謝・感謝。途中、下山する先行者とすれ違う。うっかりお礼を言い損ねてしまった。お許しください。

時折光の差す。まずまずの良いお天気である。来てよかったとしみじみ思うのである。

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(しばし太陽が顔を出す)

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(尾根歩きが面白い)

頂上には12:35到着。実は、帰宅して調査するまで、この953mのピークの山名を知らなかった。

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(山頂から見る富山平野と海) 

少し休んで、サクサク下る。下りはトレースを外して歩いたほうが、快適である。

林道をのんびり下ってゆく。途中2匹のゴールデンレトリーバーを連れた方々とすれ違う。人も犬も実に楽しそうである。良い毎日を送っているに違いない。
13:40頃、下山。昨日に続いて、快適な山歩き(雪遊び)であった。しかし、この程度の負荷では、訓練にならぬのう。

とはいえ、良い山でした。また来ます。

下山後は、富山市の「高原鉱泉」で汗を流した。今日の人工温泉は「ヒマラヤ岩塩」であった。この銭湯では、全国各地の温泉を日替わりで楽しむことができる(男性は奇数日)。温泉らしくないどこかのえせ天然温泉よりもはるかに体が温まる。良い温泉である。富山で伊香保温泉や別府温泉に入れる。実に、ありがたいことである。

追記:
・近年は、猫も杓子もスノーシューである。北八つ界隈では、ほぼ全員がスノーシュー装備で歩いている。つぼ足でも十分な道のりをバコバコ歩いているのを見て、以前から「いかがなものか」と思っていたが、すっかり仲間入りをしてしまった。当分、やめられませんなあ。
・今年ナラ枯れした木は、枯葉が落葉していないのですぐわかる。かなりの密度である。急登でつかんだ枝がポキリと折れる(冷や汗)。注意しなければ・・・。

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鉢伏山(砺波市):さっそくリベンジ

2011年1月22日
鉢伏山(砺波市)

先週に続いて鉢伏山に入った。今年は雪が多く、そこそこの標高の山でも、十分に雪遊びを楽しむことができる。前回の反省から、今回はスノーシューを持ち込んだ。とは言え、前回の反省が活かされず、今日も遅い出発となった。
11:30に夢の平スキー場の駐車場を出発、林道を進んでゆく。前回はわかん装備で股・腰ラッセルであったが、今回はスノーシューのおかげか?膝ラッセルである。快適である。
前回より早く尾根に取り付いて、標高を稼いでゆく。時折、木から雪塊がドッと降ってくる。避けられるものではない。

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(雪がしんしんと降ってくる)

人工林を抜け、広葉樹林帯に入る。ナラ枯れした木々がわびしい風情をかもしだしている。

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(レンズに雪が付着、お許しください)

突然、刈り払われた斜面に飛び出す。送電線下の管理地のようだ。鞍部にある鉄塔を目指して登ってゆく。高圧電線がチリチリと音をたてて唸っている。感電しそうである。怖いので、そそくさと通り過ぎる。最後の急登を登りきって12:45頂上に到着。頂上には電波塔、廃屋などの施設が雪に埋もれていた。ここは、夢の平スキー場のリフト終点でもある。
食事をとって下山を開始、来た道より1本西側の尾根から下ることにする。杉や松の巨木があったが、近づかないようにする。大きな雪塊が降ってくるのも困るが、熊のねぐらだともっと困る。13:45に駐車場に到着した。
行動時間は正味2時間ほどであった。前回は、行きの林道歩きだけで2時間を費やして敗退した。
道具(スノーシュー)は使うものである。

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2011年1月16日 (日)

鉢伏山(砺波市):あれあれ敗退

2011年1月16日

寒波が到来し、日本海側は荒天とのこと、山ではたっぷり雪が降った模様である。山へ雪遊びに出かけようと考えたが、こんな日は除雪作業の邪魔になるので、駐車する場所の選定には注意が必要である。問題が生じないのはスキー場の駐車場であろう。そこで、砺波市にある夢の平スキー場に駐車し、鉢伏山に登って、砺波平野散居村の雪景色でも眺めようと考えた。
ちなみに、鉢伏山と呼ぶ山は全国各地にあり、ウイキペディアには20山ほど紹介されている。このうち3つが富山県にある。

出遅れてしまい、駐車場に車を停め、出発したのは12:00を過ぎていた。ゴア雨合羽に長靴、アルミわかんを装着し、林道へと分け入った。10mほどラッセルして、すぐにやばいことに気が付いた。思いのほか雪が深く、重いのである。潜るのは股下より上~腰あたりである。いわゆる足で泳ぐように進んでゆく。ハードル競技である。きつい。股関節の良い運動になった。
今日は、スキーあるいはスノーシューで入るべきであった。

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(来た林道を振り返る)

頑張ってみたが、さっぱり前に進まない。途中、尾根に取り付いて高度を稼ぐ。砺波平野が少し見えたあたりで、当初から決めていた撤退時刻14:30となり、引き返すことにした。

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(砺波平野が見えてきたが・・・)

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(このあたりの人工林には手が入っている)

1時間ほどで、駐車場に戻る。いずれ、リベンジじゃ。

追記:
・林道のラッセルは誠につまらない。
・今回の敗退の原因は、遅い出発時刻にある。次回は早起きしましょう。

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2011年1月 3日 (月)

雄山神社(芦峅寺)

2011年1月2日

元旦は町内の神社に、そして今日は「雄山神社」に詣でました。ちなみに、雄山神社といっても何か所かあり、立山(雄山)の頂上にある「峰本社」、芦峅寺にある「中宮祈願殿」、岩峅寺にある「前立社壇」の三社をもって雄山神社とするそうである。

さて、全国的には、雄山頂上の社が知られていますが、規模は雄山<芦峅寺<岩峅寺の順で大きく、富山県内で雄山神社というと、岩峅寺をイメージする人が圧倒的に多いようです。一方、今回訪れた芦峅寺の雄山神社は、他の二社に比べて知る人が少なく、その分、静かで、スピリチュアルな空間となっています。

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(杉の木が立派です)

以上、解説じみた話になりました。本来、立山詣は前立社壇、中宮祈願殿、峰本社の順に詣でるのが習わしでした。そのうち、徒歩でこの道を歩んでみたいと考えているところです。

この後、「森の雫」でゆったり温泉をいただき、「プモリ」で美味しい野菜カレーを食し、とても充実した一日になりました。

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2010年12月25日 (土)

小蓮華山:エンディングに涙、山と雲

NHKの「坂の上の雲」は秀逸な番組で、第2部になってからは欠かさず拝見している。
一言でいうと、「とても力のある番組」である。

ご存知の方も多いと思うが、エンディングは小蓮華山の稜線が舞台である。いつも踏みしめる登山道もそのままに、追い求める山の感動が集約されている。上り詰める坂の上にある空・輝き・雲(言葉ではうまく表現できないのが実に歯がゆい)。ひと時も同じではない雲の織り成す風景に、ただただ感動した一年でもあった。

曲は「Stand Alone」、Sarah Brightmanには申し訳ないが、この国の山の情景を歌うには森麻季のほうが適していると思う。歌声がとても心に響いた。
ドラマのエンディングに感動し、涙したのはこれが初めてかもしれない。

雲と言えば、今年の南岳小屋のテント場からみた雲の動きがすばらしかった。

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(再掲です)

追記:ちなみに、山と雲の情景といえば、ご存じの方も多いと思うけど、mockmoon氏の作品が実に見事です。必見です。
氏のBlog:http://mockmoon.sblo.jp/

動画はこちら:
http://www.youtube.com/watch?v=2lsXjltXhXg&feature=player_embedded
http://www.youtube.com/watch?v=cmRaVoqA5Fk
ほか多数

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