2011-02-09 11:50:43
ガラガラの公園の感じその13
テーマ:ブログ
●平成20年5月の初め頃、行儀の悪い連中の数が少し増えた●Sは相変わらず酒を飲んでは大声でわめきちらし、公園のどこかしらで酔いつぶれ眠り込んでしまうのも、刃物をチラつかせるKがビルの正面にしゃがみ込むのも相変わらずだった●そんな時、それまで見たことない男が朝から公園のベンチに座りワンカップの日本酒を 飲んでいる男が居た●Tと名乗るその男は、物腰が柔らかく、酔っているとはいえ、話す分には至って普通の印象をその時こちらは持った●「これ、飲みな」と、Tはみかんを買い、数時間後、何やら差し入れをこちらに渡して、またふらりと公園から消えた●ひと口に公園での酔っ払いと言っても、そこは当然静かに飲んでいる人も大勢居る●静かに飲みたいそんな空間を一部の連中が、飲んでいると言う理由だけで勝手に仲間意識を持つのか、連中は近付いて行き、ひどいのになるとたかっているのも何度か見た●当然そうなると、ただ静かに飲みたい(弁当とかも含めて)だけの人が公園に来る事はないだろうと思う●その見極めは判断しづらいのだが●この日最後に公園に戻って来たTはかなりの泥酔状態で、午後になって最後戻って来た時は、喋っていても、ろれつが回らない状態だった●公園を出てどこかでアルコールをいれてきたのだろう●朝に続いて、また何か差し入れを持って来た●「差し入れいっぱい貰ったでこれ、いらん」とTのポケットに千円札をねじ込んだ●その時、確定申告時ビル周辺の案内でその時期毎日公園の横のビルに仕事しに来ていた男の人がふらりと小商いの場に現れた●「久しぶり」「おかやん(この人の嫁)入院なっての…(小声になり、公園をフラフラ徘徊するTを見て)なんや、あれ?ベロベロやの」「そうなんさ。今日初めて見た。前からおった?」「知らん…お前が知らんのに俺が知るか(笑)」そう言ってその人は帰っていった●その間もTはフラフラ徘徊しながら通行人に何人も声を掛けて足を止めせてみたりしていた●それでも普段の連中に比べておとなしい方だった●基本的に徘徊しているのを遠巻きにしていたら、そのすぐ後、近くのデパートで当時働いていた知り合いが手土産を持って来てくれたのだが、Tがその知人に」話しかけようとし、少しイラッとしたがまだ自分を抑えられた●そして、その数分後、ベロベロに泥酔したTは、いつものように学校帰りのY君に近付いて行き、TはY君の肩を組むといやがるY君に手にしたワンカップの日本酒をすすめた/つづく
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