2011

4/14

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github for Flasher

nikki

github 超入門


ここ1年くらい、僕はソースコードなどを github で公開しています。
つい先日まで書いていた連載記事 GAE for Flasher のサンプルソースコードや、
東京てら子で発表したデモ、今まで作ったライブラリや便利クラスなど
なんでもかんでも github で公開しています。


しかし、プログラムに慣れた人ならともかく、これから AS3 をガシガシ勉強していこう!
といった方や、AS3 自体はガシガシかけても基本的に SVN 等バージョン管理システムを
使わない方にとっては github 自体がやはり少し敷居が高いイメージがあるという話を聞きました。


GAE for Flasher の記事自体、ある程度 AS3 に関する知識のある人を想定していたとはいえ
流石に当たり前のように使い過ぎたかなと反省の意を込めて
github 超入門( for Flasher ) を書くことにしました。

for Flasher


またまた for Flasher と付いていますが、別段 Flasher にとって特別わかりやすい説明をするとか
Flaher だからこそこんなメリットがあるよ!とか、そういったこと書いていません。
じゃあ github 入門記事が沢山ある中なぜこんな記事を書くのかといえば、
僕のブログを見に来てくれるメインの層は Flasher だと思うので
単純にそこに対するアピールでしかないです。
この時点でちょっとでも興味を持って使ってみたい人は
こんな記事など読まずに、今すぐ「github 使い方」などで検索して調べたほうがいいです。


はじめに


前置きが長くなってしまいましたが超入門、行ってみたいと思います。
「超」入門なので、何かを github 上にアップするどころか
git を使うことすらしません。コマンドラインすら立ち上げません。
github のアカウントを作って、すごい人達をフォローして、ソースをダウンロードしてこようぜ!
という内容です。
あえてサブタイトルを付けるとしたら「ROM専からはじめる github」といったところでしょうか。


github にアクセスしよう!


まず、なにはともあれ github を開きましょう。
以下から github にアクセスしてみてください。


https://github.com/


いきなりシンプルな画面が出てきます。いかにもプログラマライクですね。
さらっと読み方が書いてあったりします。
ちなみに git は「ぎっと」、github は「ぎっとはぶ」と読みます。
あまりプログラムに馴染みがない人はここで躊躇してしまいそうなくらいシンプルですがしかし、
この先に新しい扉はあります。


アカウントを作成しよう



画面中央ぐらいにある「Plans,Pricing and Signup」というボタンをクリックし
アカウントの作成画面に移りましょう。



クリックすると $ 記号が全面に押し出されていて
有料なんじゃないのという気配がしますが、
メインカラムの一番右上「Create a free account」というボタンから
無料ユーザーとしてアカウントを作成できます。
Create a free account をクリックすると必要な情報の入力画面に移ります。



画面左側に入力フォームがあるので、必要な情報を入力してきます。
上から、github でのユーザー名、メールアドレス、パスワード、パスワードの入力確認になります。
それらの情報を入力し、一番下の「Create an account」をクリックすればアカウントが作成されます。


以上でアカウントの作成は終わりです。
これであなたも github ユーザーの仲間入りです!
では、続いてユーザーをフォローしてみましょう。


ユーザーをフォローしてみよう


ログインした状態で、試しに僕のアカウントを訪れてみてください。


https://github.com/glassesfactory


すると、僕の簡単なプロフィールやどんなリポジトリを公開しているのかが表示されていると思います。
リポジトリとは、コードやファイルなどを保存している場所のことです。
github というか、git だとあまりに気軽に作れるので
感覚的には「プロジェクト」のことと覚えておいていいと思います。



一番上の行にアイコンと名前があり、
その一番右に「Message」というボタンと「Follow」というボタンがあると思います。
フォローという単語はすでに twitter でおなじみだと思います。意味も一緒なので
フォローすることによって、その人の活動が通知されるようになります。
というわけで、試しに「Follow」ボタンを押してフォローしてみてください。
もちろん僕でなければいけないことはなく、より有名な方や興味のあるコードを公開している方で構いません。


「Follow」ボタンをクリックすると、ボタンが「Unfollow」に変わります。
これでこのユーザーをフォローしたことになりました。


News Feed を購読しよう


次に、一番右上のメニューから「Dashboard」をクリックし
ダッシュボードに行ってみましょう。



この時点ではおそらく何も通知がないと思いますが、フォローした人が何か行動を起こせば
それがこのダッシュボードに通知されます。
ダッシュボードの右上に RSS アイコンと共に「News Feed」という箇所があります。
Wonderfl を使っている方で、related actions のフィードを受信している方ならピンとくるかと思いますが
ほぼ同じ機能です。
ダッシュボードの内容を RSS で通知してくれます。
購読すれば、注目しているプログラマの最新動向が手に取るようにわかるようになります。


気になるリポジトリを Watch しよう


もし、この人をフォローするのは少し恐れ多くて…とか、
正直この人自体にはあまり興味はないけどこのリポジトリ自体には興味があるという場合には
Watch という機能を使います。


例えば、僕であれば glassesfactory という名前で俺々クラスを公開しています。


https://github.com/glassesfactory/glassesfactory


リポジトリ画面を開くと、公開されているファイル、ディレクトリの一覧が表示されているかと思います。
こういうふうにリポジトリの中身をグラフィカルに表示する物をリポジトリブラウザと呼んでいたりします。



メインカラムの一番左上にタイトルとして、リポジトリを管理しているユーザー名/リポジトリ名 の表記があると思います。
そのまま右のほうに目をやるといくつかボタンが並んでいます。
目のアイコンで「Watch」と書かれたボタンがあります。そのボタンをクリックすることで
そのリポジトリの動向を「Watch」(監視)することになります。



再びダッシュボードに戻ってみましょう。
すると、今度は右下あたりに Watched Repositories という項目が現れて、
先ほど Watch を押したリポジトリが表示されているかと思います。
これでいつでもダッシュボードから、注目しているリポジトリへすぐアクセスできるようになりました。


リポジトリからダウンロードしてこよう


さて、それでは最後にリポジトリをダウンロードしてみましょう。
まずは、なんでもいいので気になるリポジトリの画面に行きます。
ここでは例として再び僕の俺々ライブラリのリポジトリへ行きます。



先ほどと同じ画面ですが今度はメインカラムの右上辺りに注目してください。
「Downloads」というボタンがあると思いますので、そこをクリックしてみてください。



すると、gzip 形式か、 zip 形式のどちらかでダウンロード出来るよという画面になります。
お好きな方をクリックすると、ダウンロードが始まります。
ダウンロードが完了したら、解凍してください。
解凍が終わると、作成されたディレクトリの中にリポジトリの中身がそっくりそのまま入っていると思います。
以上でダウンロードは終了です。
一度も黒い画面など起動せずにダウンロードすることが出来ました。


最後に


こんな感じで、気になるユーザーをフォローしたり、リポジトリをウォッチしたり、必要なコードをダウンロードしたりします。
さらに、気になるユーザーがどんな人をフォローしているのか調べたりして
その人が何処でどんな物に興味を持って、どんな勉強をしているのか垣間見ることが出来ます。
それだけで、自分自身がソースコードを公開せずとも、とても便利だし勉強になる場所だと思います。


もちろん、せっかくアカウントを作ったのでいずれは自分のコードを公開してみることをおすすめします。
「人に見てもらう前提でコードを書く」と意識するだけで、綺麗に書こう、ちゃんと動くものを書こうと意識は高まりますし、 いろんな人に見てもらうことでツッコミを受ければ、それだけで自分のコードは進化していくと僕は思っています。


またサーバーが海外にあるので、単純にバックアップとして使用するのも悪くないかと思います。
有料ユーザーになれば、非公開のリポジトリを作成することができますので
仕事の関係上人に見せることが出来ないコードでも、気にせずアップすることができます。


リポジトリを公開するためには、git の操作を覚える必要がありますが、
まずは覚えるより慣れろ、といった感じなので
まずは今回紹介したような使い方をして
github 自体に慣れることからはじめてみるとよいと思います。

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