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【プロ野球】

スタン好投、マートン決勝打 虎は助っ人コンビで快勝

2011年4月14日 紙面から

ヒーローインタビューで、声をそろえてメッセージを話すスタンリッジ(左)とマートン

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◇阪神2−1広島

 ファウルか、空振りによる捕逸か。微妙な判定もあり同点とされた。なおもバッテリーミスなどで傷口は広がっていった。4回2死一、三塁。「(判定も)野球なんで、最小限のダメージに抑えることだけを考えたよ」。マウンド上の阪神・スタンリッジは冷静だった。

 よくある助っ人のように気持ちを切らすのではなく、丁寧に攻め栗原を空振り三振。岩本を二ゴロに打ち取った。最大の危機を乗り切ると、再び序盤同様の盤石の投球を取り戻した。7イニングをわずか2安打1失点。「バックの人がしっかり守ってくれた。2点で十分だった」との言葉通りの投球で、白星を手にした。

 昨シーズン途中加入ながら11勝を挙げた。今季は15勝を目標に置くが、達成するためにマイナーチェンジした。久保投手コーチは「球威をアップさせるため、体重を乗せていこうとしている」と明かす。昨年は速球とカーブの緩急を最大の武器にしていた。今年はより力で押す。広島打線のバットを何度もへし折る姿に、進化が見られた。

 真弓監督は「今年はこういうゲームが多くなる。守り勝つ野球を目標としているので」と、投手力を前面に押し出しての勝利を喜んだ。開幕戦の能見に続いて、先発投手が連勝。打ち勝った昨年とは違う形に、今年の強さが見て取れる。 (島田明)

 

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