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ソニー、夏休み2週間に 25%節電、他企業に波及も

2011年4月14日4時33分

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 ソニーは13日、今夏の節電対策として、社員全員を休ませる夏休みを2週間設ける方針を固めた。勤務日も冷房を節約、勤務体系を工夫して節電する。政府は今夏のピーク時の電力使用を前年より25%以上減らすよう企業に求めており、これを達成する。経済界に同様の動きが広がりそうだ。

 ソニーは例年、一斉の夏休みを2日間とっている。今年は大幅に長くして7、8月に設定し、そもそも電力需給がひっぱくする時期を休んでしまう。その間は本社ビルや研究所などを閉める一斉休業日とする。代わりに年内の祝日計7日間は勤務日に変える。

 また、7〜9月は、電力需要が多い平日を事業所ごとに1日休日にする。全体の使用電力を抑え、代わりに土曜日か日曜日を勤務日に変える。始業時間も、通常の午前9時を前倒しして、電力需要のピーク時に重なる時間を減らす。

 電機大手で、具体的な節電対策を固めたのは初めて。日本経団連では、こうした自主的な節電計画を業界ごとに4月中に取りまとめる。大手各社は現在、自主計画を検討し始めており、ソニーの対策を参考にする企業も出てきそうだ。(大宮司聡)

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