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死亡患者遺族 「神の手」医師を賠償提訴大阪府内の病院で脳腫瘍の摘出手術を受け、約10か月後に死亡した兵庫県姫路市の女性(当時37歳)の遺族が、「執刀医が切除部位を間違い、腫瘍ではなく正常な細胞を摘出したのが死亡につながった」として、手術を執刀した福島孝徳医師(68)と病院に約1億円の損害賠償を求め、大阪地裁に提訴した。 福島医師は米国を拠点に医療活動を行い、国内外で数多くの手術に成功。「神の手を持つ男」としてテレビ番組などでも取り上げられている。13日の第1回口頭弁論では手術ミスを認めたが、死亡との因果関係については争う方針を示した。 訴状によると、女性は大阪脳神経外科病院(豊中市)に入院中の2006年10月に手術を受けたが、福島医師は右脳の腫瘍を除去せず、誤って左脳の健全な細胞を摘出。その結果、女性は全身マヒで寝たきりとなり、腫瘍を摘出することもできないまま約10か月後の07年8月、別の病院で死亡した。 手術は女性が福島医師に依頼して行われた。手術後、病院側は「左右の脳を間違えて正常な方を取ってしまった」と説明。福島医師もミスを認め「初歩的なエラーで、このようなことになりすみません」と記した文書を、女性側に手渡していた。 遺族側は「手術前の診断で腫瘍の進行度は初期とされており、手術で腫瘍が摘出されていれば死亡は回避できた」と主張。福島医師の代理人弁護士は読売新聞の取材に対し、「当初の検査結果より病状は相当進んでいたと思われ、ミスが死亡を招いたわけではない」と反論。同病院の代理人弁護士も「ミスに対する使用者責任は認めるが、腫瘍が摘出されていても死亡を必ず防げたとは言えない」と話している。 (2011年4月14日 読売新聞)
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