「巨人3‐0ヤクルト」(13日、北九州)
思いを乗せた白球が、左翼席最前列に届いた。四回、巨人・ラミレスが由規のスライダーを捉え、先制の1号ソロ。チームでは98年以来、13年ぶりの開幕連勝に貢献した主砲は「いいスイングで打つことができた。すごく気分がいいよ」と満面の笑みをみせた。
今季の本塁打パフォーマンスも初披露した。ダイヤモンドを一周しベンチに戻ると、手話を交え「We are one(私たちはひとつ)」とポーズ。さらに、右こぶしを突き上げ「ガンバロウ、ニッポン!」と叫んだ。最後はお約束の「ゲッツ!」で締めくくった。
来日11年目。将来は日本で指導者になることを夢みるほど、日本を愛する。東日本大震災では深く心を痛めた。陽気な男から笑顔が消え、一時は本塁打パフォーマンスの自粛まで検討。だが、待っているファンのために、内容を変更してパフォーマンスを届けた。
ラミレスの一発が流れを引き寄せ、高橋も連続アーチ。北九州市民球場のG党に、歓喜をもたらした。阿部が故障離脱しても、強力打線は健在。ラミレスは「この調子を保って、阿部さんが戻るときにいい位置にいたい」と約束した。
原政権では初の開幕連勝に、指揮官も「開幕にいいスタートを切った記憶がなかったが、ソツなくいい野球ができた」と満足げ。覇権奪回を誓う巨人が、最高のスタートを切った。
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