大震災「想定できたはず」=東大教授、政府予測を批判―英科学誌に寄稿
時事通信 4月14日(木)2時5分配信
「世界の地震活動と東北地方の歴史が考慮されていれば、東日本大震災は想定できたはずだ」とするロバート・ゲラー東大大学院教授(地震学)の寄稿が14日、英科学誌ネイチャー電子版に掲載された。政府の地震調査研究推進本部が行ってきた地震予測などを批判する内容となっている。
ゲラー教授は、日本で1979年以降に10人以上が死亡した地震が起きたのは、同本部の予測で発生確率が比較的低いとされる場所だったと指摘。予測が誤った理論に基づいていると主張した。
一方、世界各地のプレート沈み込み部分でマグニチュード9以上の地震が起きていたことや、東北地方に大津波をもたらした貞観地震(869年)、明治三陸地震(1896年)を紹介した上で、「特定の時期、震源やマグニチュードを予測できなくても、3月11日の地震は『想定』できたはずだ」と訴えた。
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一方、世界各地のプレート沈み込み部分でマグニチュード9以上の地震が起きていたことや、東北地方に大津波をもたらした貞観地震(869年)、明治三陸地震(1896年)を紹介した上で、「特定の時期、震源やマグニチュードを予測できなくても、3月11日の地震は『想定』できたはずだ」と訴えた。
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最終更新:4月14日(木)2時8分
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