物理学の考え方
-この世界を支配する究極の法則を求めて-
(基礎教養2 授業コード135119)
 2011年度授業予定

開講時期 第1セメスター  水曜 2限 (10:30 - 12:00)
教室 共A214
担当教員 東島 清  居室: 理学部物理総合研究棟H726 内線: 5731/5300
講義予定 http://www-het.phys.sci.osaka-u.ac.jp/~higashij/
質問時間 メールで予約すること

目  的:
物理学は様々な自然現象の背後に潜む基本的な法則を追求する学問である。電波や原子・電子の発見は、私達の世界観を一変しただけでなく、その応用技術は私達の生活を限りなく豊かにした。物理学的な考え方はすべての科学技術の基礎となっている。この科目では、様々な例や歴史的発見を取り上げながら、文系の学生を対象として、物理学的なものの見方・考え方を解説する。


講義予定 (
2011年4月12日更新 随時更新するので毎回確認すること

ニュートン力学、マクスウェルの電磁気学、相対性理論、量子力学をへて、現在までに人類が到達した最も基本的な物理法則である素粒子論に至る道筋をたどりながら、人間の自然認識可能性について論じる。

4/13 物理学とは何だろう?
4/20 なぜ君は地動説を信じるのか?
4/27 ニュートンの法則は正しいのか?
5/11 非慣性系における運動 遠心力とコリオリ力
5/18 我々の運命は決まっているのか?
5/25 エネルギー。電気と磁気
6/01 相対性理論とは何か?
6/08 動いている時計はゆっくり進み、動いているものは短くなる
6/15 時間と空間、双子のパラドクス
6/22 エネルギーと質量 E=mc2
/29 (進度の調整)
7/06 この世界は何からできているのか?
7/13 波と粒子。ミクロの世界の法則
7/20 量子論の世界
7/27 決定論の放棄。知りうることには限界はあるのか?
8/03 究極の法則を求めて

       

成績評価: 出席点(60%)とレポート2回(40%)を総合して評価