宮城 がれき処理3年以内目標
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宮城 がれき処理3年以内目標

4月13日 18時10分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

国や宮城県、それに県内の市町村などが、震災で出た大量のがれきの処理を話し合う、初めての会合が開かれ、県内のがれきを1年以内に被災地から搬出し、3年以内に処理を終わらせるという目標を明らかにしました。

がれきの処理を話し合う「宮城県災害廃棄物処理対策協議会」の初会合は、仙台市青葉区で開かれ、国や宮城県、市町村など、およそ70の機関や団体が出席しました。この中で、宮城県内のがれきの量については、1550万トンから1820万トンの量が見込まれるとして、阪神・淡路大震災に匹敵するがれきが出ていることが説明されました。そのうえで、がれきの処理方針について、1年以内に被災地から搬出し、3年以内に処理を終わらせるという目標が示されました。具体的には、住宅地など人の生活や行き来などの障害になっている場所を優先的に処理するほか、建物を撤去する場合は、境界を示すくいなどの標識をできるだけ残す、さらに、被災者にとって価値があるアルバムなどは保管して引き渡す機会を設けるとしています。内閣府の阿久津幸彦政務官は、「災害廃棄物の処理が進まないと、復興に向けての一歩が踏み出せないという声が多い。関係機関と密に連携し、迅速に処理したい」と話していました。