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東日本大震災:米大統領声明「日本、孤独でない」 国内原発調査へ

 【ワシントン古本陽荘】オバマ米大統領は17日、ホワイトハウスで東日本大震災に関する声明を発表し、「大きな試練と悲しみのなかにあっても日本国民は孤独ではない。太平洋を越え、米国は支援の手を差し伸べていく」と語った。さらに、「日本国民の強じんさと精神があれば、日本は復興、再建していくと確信する」と強調した。

 また、福島第1原発事故に関し、「健康に害を与えるレベルの放射線が米国に到達することはない」と指摘し、米国民に冷静な対応を呼び掛けた。

 そのうえで、「今回の事故から教訓を学ぶ責任がある」と述べ、米国内の原子力発電所の安全性について、包括的な調査を行うよう原子力規制委員会(NRC)に求めたことを明らかにした。

 一方、大統領は声明発表に先立ち、ワシントン市内の在米日本大使館を急きょ弔問した。大統領は「米国は偉大な同盟国が困難に直面した時、いつでもそばにいると覚えておいてほしい」などとした日本国民向けのメッセージを記した。

毎日新聞 2011年3月18日 東京夕刊

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