橋下知事が表明「秋に市長選とダブル選」

　大阪府の橋下徹知事は１３日、「大阪秋の陣でもう一回民意を問いたい」と述べ、知事１期目の任期満了となる来年２月を待たずに辞職し、今年１１月ごろ予定される大阪市長選とのダブル選に持ち込む意向を表明した。

　大阪市解体を柱とする「大阪都」構想の実現を公約に掲げた統一地方選で、自身が代表の「大阪維新の会」は大阪市議選の過半数に届かず「敗北だ」と述べていた。

　都構想などを含む大都市制度の在り方について検討を進めて「大綱」を策定、ダブル選で再び有権者に問う構え。知事は「統一選で示した方向性について、さらに詳細に仕上げていきたい」と強調した。他の主要政党とも協議していく方針だ。

　自身の市長選へのくら替え出馬も選択肢に含め、元読売テレビ解説委員長の辛坊治郎氏や中田宏前横浜市長の出馬にも重ねて期待する考えを示した。ただ誰がどの選挙に出るかは「現段階で何も決まっていない」と述べるにとどめた。

　橋下知事が辞職後、仮に再選されても任期は来年２月まで。橋下氏は「近接時期に知事選を２回実施する費用問題などは府民の意見（を聞く）。だが大綱の中身が、これで信を問うというレベルになれば、ダブル選にしないといけない」と強調した。府庁で記者団に答えた。

（2011年4月13日12時36分  スポーツ報知）

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