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2011年4月12日(火) 19:18 |
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震災の影響、岡山県内の企業82%
岡山県商工会議所連合会が行ったアンケート調査で、東日本大震災によってなんらかの影響を受けた岡山県内の企業は、回答のあった企業のうち82%に上ることがわかりました。
調査は、先月24日から31日まで緊急に行われたもので、回答のあった県内の企業489社のうち、直接的あるいは間接的に被害や影響を受けた企業は400社と、82%に上りました。 内容で最も多かったのは、現地の取引先企業が被災し、原材料などの仕入れに支障が出ているケースで、およそ60%となっています。 建設資材などを扱う倉敷市の平松エンタープライズでは、東北地方の仕入先が被災したため、キッチンやユニットバスなど、水回り用品の入荷が減少しているということです。 また、断熱材や合板などの建材も、工場の被災や、仮設住宅の建設に優先的にまわされていることなどから、再入荷の目途がたたず、取引先の建設会社への影響も出初めているといいます。 また被災地に持つ自社工場や営業所、従業員の自宅などが損壊するなど、直接被害が出た企業も61社あったということです。 なお企業からは今後、食品分野で放射能の影響を懸念する海外の取引先へ輸出できなくなるケースや、建設分野でさらに原材料の不足や高騰が起きるのではないかなど不安の声も寄せられているということです。
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