大相撲の「5月技量審査場所」(5月8日初日・両国国技館)で、相撲案内所が営業をしないことが12日、発表された。相撲グッズや白鵬、高見盛らの名を冠した力士弁当の販売、2階のレストランやカフェの営業、地下でのちゃんこ販売も行わない。プリクラも稼働させない方針だが、お茶やサンドイッチ程度の軽食は販売される予定。
相撲案内所は通称『相撲茶屋』と呼ばれ、入場券の手配や飲食物の販売を行っている。案内所の入場券を持つ観客は通常、出方(でかた)という案内役に座席まで案内され、購入した弁当や酒を座席まで運んでくれるサービスを受けられる。
営業中止は相撲協会が「興行色を排したい」と案内所側に要望し、11日に決まった。案内所の常連客には25日過ぎに入場整理券が郵送される。
また、国技館名物となっていた焼き鳥は、鶏肉の納入業者が岩手県にあり、震災の影響で仕入れられず、納入があるまで販売は見送られる。技量審査場所中の国技館内はシャッターばかりの味気ない姿になる。
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