14日の東京・後楽園ホール大会で吉野正人(30)の持つオープン・ザ・ドリームゲート王座に挑戦する望月成晃(41)が、ド派手なデモンストレーション。師と仰ぐ大谷晋二郎(38)=ゼロワン=と一夜限りのタッグを組み、絶好調ぶりをアピールした。
スピードスターの異名をとる吉野の動きについていくため、体重を78キロまで体を絞った望月。空手仕込みのキックの速度もアップした。神田裕之&Gamma組を圧倒。最後は変形ブレーンバスターのツイスターでGammaを仕留めた。
王座戦は当初、3月20日の東京・両国国技館大会で行われる予定だったが、東日本大震災による節電協力のため中止に。望月の大一番は後楽園大会に延期された。望月は両国で大谷にセコンドについてもらうつもりだったがかなわず、代わりに新宿でタッグ結成となった。
コーナーに追い込んだ相手の顔に足の裏をこすりつける顔面ウオッシュを師弟交互に披露するなど、チームワークはぴったり。望月は「大谷さんの思った以上の頑張りで、自分の出番が少なかった。体力が残っているから、タイトル戦で吐き出したい」と王座奪取を約束した。
この大会は大震災復興支援チャリティー大会として行われ、収益と観客からの募金は寄付される。
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