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【大リーグ】

松坂ボッコボコ7失点 ローテはく奪ピンチ!!

2011年4月13日 紙面から

伏し目がちに記者会見するレッドソックス・松坂=フェンウェイ・パーク(共同)

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 【ボストン=マイケル・シルバーマン(ボストンヘラルド紙記者)】ローテ剥奪のピンチだ!! レッドソックスの松坂大輔投手(30)は11日(日本時間12日)、本拠地でのレイズ戦に先発。記念すべきメジャー100試合目の先発で、真ん中に集まった球をことごとく痛打され、2被弾など2イニング0/3を8安打7失点で開幕連敗を喫した。フランコナ監督は引き続き先発での起用を示唆したが、次回も背信投球が続くようなら先発ローテ落ちする可能性も十分だ。

 ファンの反応がすべてを物語っていた。3回に四球で無死一、二塁とすると、本拠地の満員観衆は松坂に一斉の「Boo〜!!」。ここでフランコナ監督がマウンドに向かうと「待ってました」とばかりに大歓声だ。

 「誰でも味方のファンにブーイングを受けたくはない。チームとファンに申し訳ない」。松坂は必死に言葉を絞り出すしかなかった。相手は試合前のチーム打率が全30球団最低の1割6分3厘という貧打のレイズ打線。ただ初回、デーモンに2号ソロを許すと、2回は四球を挟んで長短6連打と、まさに火だる…。メジャー100試合目のメモリアル先発のはずが、無残な姿をさらすだけだった。

 「積極的にストライクを投げていくことを考えたが、真ん中にボールが集まってしまった。それでも抑えられるような力がなかった」。松坂がそう反省を口にしたように被安打8本のうち、5本が初球を痛打されたもの。フランコナ監督は「2回までの7安打は、全部ど真ん中。ストライクは結構だが、ど真ん中では…」とため息をつき、敵将マドン監督も「もっと際どいところを突く投手なのに、普段より多かったストライクをバットの芯で捉えられた」と喜色満面で解説した。

 開幕から2試合連続の黒星はメジャー5年目で初の屈辱。チームも2勝8敗の低空飛行が続き、松坂の復調を待つ時間の猶予はない。フランコナ監督は「シーズンは長い。良くなってくれるはずだ」と今後も先発起用を示唆したが、次回はローテ死守への背水登板となるのは必至だ。

 「(試合後に)ビデオをチェックして、修正点は分かった」。そう断言した松坂が、復調することはあるのか。次こそ三度目の正直となる快投を願うしかない。

 

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