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【プロ野球】ダルまさか7失点 自己ワーストで開幕2011年4月13日 紙面から ◇西武12−3日本ハム絶対エースがまさかの大炎上だ。日本ハムのダルビッシュは7イニングを投げ、プロ入りワーストの7失点。5年連続開幕投手は球団新の栄誉だったが、開幕戦は2009年から3連敗となった。 最速は154キロ。序盤からダルビッシュらしい剛球を連発したが、そこに落とし穴があった。同点で迎えた7回、2死から4点を失った。「序盤からボンボン真っすぐで行きすぎた。振り遅れていたので、インコースに甘く入って打たれるのが怖かったが、それが後々響いた」。ダルビッシュは球威があるうちに内角を突けなかったことを悔やんだ。 7失点は09年8月21日のソフトバンク戦(ヤフードーム)での6失点を上回る自己ワースト。「高校時代以来」という大量失点に加え、中島には右方向にスタンドインされる屈辱も味わった。「力負けしたのかなと思います。僕の今の実力が今日の失点に出ていると思う」。天才右腕もこの日は負けを認めるしかなかった。 これで開幕戦の成績は5度の登板で1勝3敗。「毎年開幕はいい結果を出していない。これだけ大きな金額の年俸をもらっていながら何をやっているんだと自分でも思う」。エースはひたすら自分を責めたが「派手に点を取られると(自分の中で)受け止められる。後であの試合が転機だったと思えるようにしたい」と必死に前を向いた。 試合前、開幕セレモニー用に用意されたメッセージフラッグに、自らの思いをしたためた。「keep the faith」。意味は信頼を守る、信念を貫く。ダルビッシュのエースとしての美学。体現するのは次に持ち越しとなった。 (臼杵秀之) PR情報
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