”国内初”子どもの脳死臓器移植へ |

心臓は大阪大学病院で10歳代の少年に移植 |
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関東甲信越地方の病院に入院している10代前半の少年が、法的に脳死と判定されました。
15歳未満の子どもから初めて脳死での臓器提供が行われることになります。
【日本臓器移植ネットワークの会見】「家族の総意として、脳死での臓器提供を決断され、承諾されました」
法的に脳死と判定されたのは、関東甲信越地方の病院に入院中の10歳以上15歳未満の少年です。
日本臓器移植ネットワークによりますと、少年は交通事故で頭に重傷を負い、家族の承諾のもと、2回の脳死判定が行われ、死亡が確認されたということです。
去年7月に施行された改正臓器移植法では、家族の承諾があれば15歳未満の子どもからの脳死臓器移植が可能になりました。
今回、法改正後初めて子どもからの脳死移植が行われることになります。
【日本臓器移植ネットワークの会見】「(少年の家族は)『臓器提供があれば命をつなぐことができる人たちのために、彼の身体を役立てることが今、彼の願いに沿うことだと考えました』(とコメントしている)」
子どもからの初めての臓器提供を、移植が必要な患者の支援団体は「大きな第一歩」と受け止めています。
【日本移植者協議会・大久保通方理事長】「(ご家族は)心からお子さんを愛されて提供されるのだろうと思います。新しい時代が始まったと実感しています」
提供されるのは心臓、肺、肝臓、腎臓、すい臓、小腸で、13日午前5時ごろから摘出手術が始まり、心臓は大阪大学病院で重い心臓病の10代の少年に移植される予定です。
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2011/04/12 19:15
更新) |
神戸のNPOが6000人分を被災地に発送 |

衣服にこめられた熱い想いを被災地へー |
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阪神淡路大震災の遺族でつくるNPO法人が、12日、インターネットで募集した6000人分の衣服を東日本大震災の被災地に送りました。
衣服は、日本だけでなく海外からもたくさん集まりました。
神戸市のホームズスタジアムでは、様々な国籍や年齢のおよそ100人が集まり、救援物資や衣服をトラックに積み込みました。
阪神淡路大震災の遺族でつくるNPO法人「1・17希望の灯り」が被災地に送る衣服をインターネットで募ったところ、国内外から1万2千人分が集まりました。
衣服の袋には、贈り手の性別や年齢体のサイズが記されていて、同じ年齢や体格の被災者にそのまま渡せるように配慮しています。
すでに2千人分は、被災地に届けられていて、今回は6千人分を発送します。
被災地に向かう中国人ボランティアは、「衣服にこめられたみなさんの熱い思いを届けたい」と話していました。
また、NPO法人「1・17希望の灯り」の堀内正美代表は、「衣服は、国内だけでなくヨーロッパやアメリカからも届いた。みんながほんの少しの思いやりややさしさを提供すればこんなことができることがわかり感動した」と話していました。
NPOのメンバーは、13日、宮城県や福島県に到着し、被災者に直接、衣服を手渡すことにしています。
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2011/04/12 19:15
更新) |
”証拠改ざん”に実刑判決 大阪地検特捜部・元検事 |

裁判長は「刑事裁判史上例をみない犯罪」 |
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厚生労働省の元局長が無罪となった事件で、証拠品を改ざんしたとされる大阪地検特捜部の元検事に対し、大阪地方裁判所は12日、懲役1年6ヶ月の実刑判決を言い渡しました。
特捜部のエースとよばれた男は、終始淡々とした様子で判決に聞き入っていました。
証拠隠滅の罪で判決を受けた特捜部の元主任検事・前田恒彦被告(43)。
無罪判決が確定した厚生労働省の元局長・村木厚子さんの事件の捜査で、証拠品として押収したフロッピーディスクのデータを、検察が描く事件の構図に合うよう改ざんしたとされます。
裁判で前田被告は犯行について「万死に値する」と反省の態度を示す一方、フロッピーディスクは重要な証拠ではなかったと繰り返し、寛大な処分を求めていました。
判決で、大阪地裁の中川博之裁判長は「フロッピーディスクは村木さんの無罪主張を裏付ける重要な証拠で、改ざんは刑事司法の根幹を破壊しかねない」と指摘。
「我が国の刑事裁判史上例をみない犯罪で、社会に与えた影響も大きく刑事責任は重大」として、懲役2年の求刑に対し、懲役1年6ヶ月の実刑判決を言い渡しました。
弁護人によると前田被告は判決後、神妙な面持ちで「厳粛に受け止めている」と話し、控訴については相談して決めるとしています。
判決を受けて村木さんは、「国民に対して責任を感じているのではなく、検察庁という組織に迷惑をかけたことを、申し訳ないと言っているとしか思えない」とコメントしました。
この事件では、前田被告の犯行を隠したとして当時の上司2人が起訴されていますが、全面的に無罪を主張していて、今年秋にも裁判が始まるとみられています
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2011/04/12 19:15
更新) |
加熱した”トング”を部員にあててヤケドさせる 関西大レスリング部元主将ら |

部員2人は「冗談でやった」と話し、除名処分 |
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関西大学レスリング部の男子部員が、元主将ら2人に加熱した調理道具を押し付けられて火傷を負ったなどとして被害を訴え、大学が調査していたことが分かりました。
関西大学によりますとレスリング部の元主将(21)と元副将(21)の2人は去年3月と9月、同じ学年の男子部員(22)に焼肉店で加熱した調理道具のトングを押しつけ胸などに火傷を負わせました。
さらに2人は部の合宿で賭けトランプをして、男子部員から多額の金銭を脅し取ったということです。
大学の調査に対して2人は「冗談でやった」と話し部を除名されていて、部は活動を自粛しています。
関西大学の黒田勇副学長は、「今の段階でレスリングの活動を自粛・停止しているというのは、少なくとも体育会系のスポーツマンとしてふさわしくない行動であるとの判断からです」と話しました。
被害にあった部員は先月、傷害や恐喝などの疑いで被害届を出していて、警察が受理しています。
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2011/04/12 19:15
更新) |
大阪維新の会が府議会議員の”定数削減”を提案へ |

「やると約束したことはやる」 |
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大阪維新の会はかねてから主張していた府議会議員の定数削減に向け条例案を提出する方針を固めました。
議会で過半数という数の力が早くも動き出します。
【橋下知事】「やると約束したことはどんどんやっていかないとあっという間に皆さんから応援がなくなってしまう」」
橋下知事が代表を務める維新の会は、府議会議員の数を現在よりも21人減らし、88人とする条例案を来月、議会に提出することを決めました。
かねてより「議員の数は人口10万人に1人の割合が適正」だと主張している維新の会。
去年10月にも同様の条例案を提出したものの、他の会派から「人気取りのためのパフォーマンスだ」などと批判され、反対多数で否決された過去があります。
しかし、定数削減をマニフェストに掲げて戦った統一地方選挙で圧勝し、いまや過半数を超える勢力となった維新の会。
条例案が提出されれば成立するのは確実です。
【橋下知事】「大阪がやることで、周りの府県民も『なんでうちのとこはこんなに議員が多いの』となってくれればいいと思う。どんどん攻めていくんじゃないですか、維新の会は」
「過半数」という数の力を背景に攻めの姿勢を強める維新の会。
今後は大阪市議会でも議員定数や議員報酬の削減を定めた条例案を提出する方針です。
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2011/04/12 19:15
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亀岡市の元・小学校教師を強制わいせつで逮捕 |

元講師は「わいせつな行為をしたことはありません」と容疑を否認 |
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ことし1月、京都府亀岡市の小学校に勤めていた元男性講師が、女子児童の体をさわるなどわいせつな行為をしたとして京都府警に逮捕されました。
強制わいせつの疑いで逮捕されたのは、亀岡市内の小学校の元・常勤講師齋藤智由容疑者(31)です。
警察の調べによりますと、齋藤容疑者はことし1月、当時担任をしていた3年生の女子児童(9)に対し、学校内で体を触るなどのわいせつな行為をした疑いがもたれています。
その後、女子児童が学校に被害を訴えたため事件が発覚し、齋藤容疑者は学校側から自宅謹慎の処分を受けていました。
調べに対し齋藤容疑者は、「わいせつな行為をしたことはありません」と容疑を否認しています。
警察などによりますと、別の保護者からも同様の訴えがあったということで、余罪も含め慎重に調べを進めています。
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2011/04/12 19:15
更新) |
西成の焼き鳥店の店主殺害事件で無職の男を逮捕 |

男は「飲みに来るなといわれも見合いになって刺した」と供述 |
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今月1日大阪市西成区の焼き鳥店で店主の男性が胸を刃物で刺され死亡した事件で、警察は、逃走していた68歳の男を逮捕しました。
殺人の疑いで逮捕されたのは大阪市西成区に住む無職・廣瀬安男容疑者(68)です。
警察の調べによりますと、廣瀬容疑者は今月1日、西成区萩之茶屋2丁目の焼き鳥店で店主の倉田豊さん(53)の胸を包丁で刺し、殺害した疑いがもたれています。
警察の調べに対し廣瀬容疑者は「間違いない」と容疑を認めています。
廣瀬容疑者は「倉田さんから『飲みに来るな』と言われ、もみ合いになって刺した」と話しているということですが「いきなり刺した」という目撃証言もあります。
また「倉田さんが落とした包丁を拾った」という供述に対し、「持参していた」という目撃証言もあり、警察が慎重に調べています。
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2011/04/12 19:14
更新) |
大阪地検特捜部・元検事に懲役1年6ヵ月 |

「刑事司法の根幹を揺るがしかねない」として懲役1年6ヵ月の実刑 |
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「検察官として常軌を逸した犯行」裁判長が厳しく断罪です。厚生労働省の元局長が無罪となった事件で、証拠品を改ざんしたとされる大阪地検特捜部の元検事に対し大阪地方裁判所は懲役1年6ヶ月の実刑判決を言い渡しました。
証拠隠滅の罪で判決を受けたのは大阪地検特捜部の元主任検事・前田恒彦被告(43)です。前田被告は無罪判決が確定した厚生労働省の元局長・村木厚子さんの事件の捜査で、証拠品として押収したフロッピーディスクのデータを検察のストーリーに合うよう改ざんしました。判決で大阪地裁の中川博之裁判長は「フロッピーディスクは村木さんの無罪を裏付ける重要な客観証拠で、改ざんは刑事司法の根幹を破壊しかねない」と指摘、「検察官として常軌を逸した犯行で責任は重大」として懲役1年6ヶ月の実刑判決を言い渡しました。弁護人によりますと前田被告は判決後、神妙な面持ちで「厳粛に受け止めている」と話し控訴については相談して決めるとしています。この事件では前田被告の犯行を隠したとして当時の上司2人が起訴されていますが全面的に無罪を主張しています。
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2011/04/12 12:29
更新) |
維新の会 府議会定数の削減案提出へ |

「選挙で約束したことはやる」と話す知事 |
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大阪維新の会は、現在109ある大阪府議会の議員定数を88に減らす削減案を、来月開かれる議会に提出する方針を固めました。
維新の会が提出するのは、府議会議員の数を現在から21人減らした88人にするという条例案です。維新の会は以前から「議員は人口10万人あたり、1人の割合で良い」と主張していて、去年10月にも同様の条例案を提案しましたが「選挙向けのパフォーマンスだ」などと批判され、反対多数で否決されています。しかし、大阪府議会は10日の選挙の結果、維新の会が過半数を占めるようになったため、今回条例案が提出されれば成立するのは確実です。橋下知事は今朝、「選挙で約束したことは、どんどん進めていかないといけない。大阪がやることで、周りの府県民も『なんでうちのとこは、こんなに議員が多いの』となってくれればいいと思う」と話しました。なお、維新の会は第一党に躍進した大阪市議会でも、議員定数の見直しと議員報酬の削減案を提出する方針です。
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2011/04/12 12:28
更新) |
関大レスリング部・元主将らが部員に暴行・恐喝か |

元主将らは部を除名されている |
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関西大学レスリング部の元主将ら2人が部員に火傷を負わせたり、金を脅し取っていたことがわかりました。
関西大学によりますとレスリング部の4年生の男子部員は、去年3月と9月、焼肉店で当時同じ部に所属していた元主将と元副将の2人から胸などに火傷を負わされたとされます。この男子部員はさらに2人から長野県での合宿中に賭けトランプをした際、高額な金銭を要求され脅し取られたり、自宅から靴を盗まれたということです。大学の調査に対して2人は「冗談でやった」などと話していて、すでに部を除名されています。また、被害を受けた部員は先月、警察に被害届を出していて警察では今後、傷害や恐喝などの疑いでの立件も視野に捜査を進める方針です。大学側は2人の学生に対し「捜査の推移を見ながら、厳正な処分も検討する」としています。
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2011/04/12 12:26
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新温泉町 被災地へ送るランドセル集め |

子ども達に「元気を出してほしい」と集められている |
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東日本大震災の被災地で、新学期を迎えた児童たちにランドセルを送る活動が、兵庫県新温泉町で行われています。新温泉町では、役場など5か所の施設で使わなくなったランドセルや文房具を受け付けています。この活動は、地元の高校の保護者たちが被災地でランドセルなどを津波で流されたまま新学期を迎えた児童たちに届けようと行われています。ランドセルはすでに300個ほどが集まっていて、手書きのメッセージも添えられています。持ち寄った人は、「頑張ってよ〜って気持ちを込めて持って来てるから、それを背負って元気でいってほしい」と話し、活動を呼び掛けた人は、「子どもたちの笑顔が被災地の一番の元気のもとだと思うので、手助けができたら」と話しました。ランドセルは12日午後2時まで受け付けていて、その後被災地へと届けられます。
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2011/04/12 12:26
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徳島市役所で阿波踊り研修 |

今年はほとんどの新人が徳島出身 |
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徳島市役所では新人職員が毎年恒例の阿波踊りの特訓を受けました。
徳島市役所にことし入った新人職員は、地元の阿波踊りのグループで活躍する先輩職員から手足の運び方などを習いました。徳島市役所では出張先などでリクエストされた際に踊ってPRできるようにと、18年前から地元の伝統文化・阿波踊りを新人研修に取り入れています。ことしは、新人職員のほとんどが徳島県出身だったこともあり、すぐに踊りをマスターして威勢よく声をあげながら踊っていました。
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2011/04/12 12:25
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