2009/8/20
「人形達のステージショー」
人間生まれてくる時に泣くのはな....阿呆どもの舞台に引き出されたのが悲しいからだ。シェークスピア<リア王>より
HAMLET'S MILLS(ハムレットの水車小屋)はシェークスピア文学ではありませんがこの本の翻訳が出てくると牧師は失業するかもしれませんね。
ウイリアム・シェークスピアは1564年イギリスのストラットフォード・アポン・エイボンに生まれました。同じ年にセルバンテスが生まれ,同じ年に二人とも52歳で死んで往きました。ドンキホーテは宇宙を眺め叶わぬ夢を追っていたのでしょうか?
シェークスピアの本を読んでみると,必ずDEMONSや星座に関する記述があります。「私はクルミの殻の中に閉じ込められた小さな存在に過ぎないかも知れない。しかし私は自分自身の無限に広がった宇宙の王者と思い込むことも出来るのだ」とハムレット第ニ幕場面ニで言っています。
このエリザベス朝最大の劇作家は,戯曲と詩に,当時の占星学に関する世間の興味を反映させています。もっとも有名なのは「リヤ王」の中で私生児のエドムンドに言わせています。「べらぼうな話だ。運が悪くなると〜それはたいてい自業自得なのに,その不幸の原因を太陽や月や星のせいにする。人間は天体の圧迫で,よんどころなく悪者にもなり,阿呆にもなるかのように思って,悪党となるも,盗賊となるも,謀反人となるも,同じく天体の争いがたい感化。大酒のみも,うそつきも,間男も,みんな止むを得ない星の影響。
おれの親爺は大熊星の下でおふくろとねんごろにして,そのために俺は気が荒くて色を好む。フン,よしんば大空で第一等の潔白な星が,外借腹の真っ最中に,どうきらついていようとも、俺はまさにこの通りにお育ち遊ばしたに相違ないわい」注:外借腹(げしゃくばらの原語は日本で言う「放送禁止用語」ですから,説明しなくてもわかりますよね!
明日,また明日,また明日と,時は小きざみな足取りで一日一日を歩み,ついには歴史の最後の一瞬にたどり着く,昨日という日はすべて愚かな人間が塵と化す死への道を照らしてきた。消えろ,消えろ,つかの間の燈火(ともしび)。人生は歩き回る影法師,あわれな役者だ,舞台の上でおおげさにみえをきっても,出場が終われば消えてしまう。わめきたてる響きと怒りはすさまじいが,意味は何ひとつありはしない。シェ−クスピア<マクベス>より
ロックフェラーはヤコブ・シフ亡き後の,ロスチャイルド家の米国での代理人であるが,この家系にはロックフェラーの名を持つ血族がおよそ190人おり,当然ここから枝分かれして違う姓をもったさらに多くの血族がいる。そして,それらロックフェラーの血流は,全体的にオカルトや悪魔崇拝を熱心に普及させていること,キリスト教諸派の支配にかかわっていることについての共通点を持つ。.....イルミナティ自体が,世界中に500ほどある非常に有力な家系の血を引いているのである。
実のところロックフェラー家がどれだけのトラストや財団を擁しているかも誰にもわからない。この一族はトラストを秘密のトラストに隠し,それをさらにより秘密のトラストに隠してきた。彼らが擁するトラストや財団は200から数千とまで推定されている。要するにロックフェラー家の財務形態はきわめて巧みに隠されており,そのためネルソン・ロックフェラーは1970年の所得税を一セントも払わなかった。
ロックフェラー家の家庭生活は,他の大多数の人々のものと掛け離れている。彼らが滞在する家は百以上ある。南米のいくつかの国に広大で肥沃な土地を所有し,ブラジルとエクアドルに豪邸,ベネズエラやメーン州シール・ハーバーの屋敷やニューヨーク州ポカンティコ・ヒルズの広大な地所はいうに及ばず,ワシントンDCに大邸宅が(少なくとも)二つあり,米国中に多数の大農場を持ち,ハワイ,プエルトリコ,カリブ海にリゾート地,ニューヨークの五番街には32部屋のメゾネット型アパートを所有している。ロックフェラー家にはざっと2500人の使用人がいる。
同性愛者のウインスロップは,アーカンソーで黒人の男友達との生活を楽しんでいた。また世界最大のポルノのコレクシオンの持ち主だったと報じられている。ネルソンのいとこのウイニフレッド・ロックフェラー・エマニーは,彼女の二人の子供を殺して自殺した。マイケル・ロックフェラーはニューギニアの部民族を多額の金で買収し,首狩りをさせて干し首を作らせようとして死亡した。マイケルにうんざりした原住民は,結局マイケル本人の首を狩ることにしたのだ。
彼らはオカルトや世俗的な力を育み,自らを神と考えるまでになった。彼らの力がしばしば儀式的な変死をもたらすのも,地位の高い悪魔崇拝者の殆どが遂げるお決まりの死に方である。.......イルミナティの殆どは多重人格症をもっている。高位の悪魔崇拝者がこれをもっていない場合,強制される恐ろしい血の儀式のために情緒的に破綻をきたすものが非常に多い。つまり,人類の歴史上起きた本当の歴史を知っているのは<内部の者>だけということになる。本当の決定や真の有力者は,世間の目から隠されてきた。
一般大衆が見せられるのは,イルミナティの操り人形がそこら中を歩き回り,イルミナティの台本どおりに盛大な演説をするステージショーなのである(写真のアル・ゴアはヒラリー同様イルミナティ6位階)。13の家系にはそれぞれ自分たちの,Mothers of Darknessの仲間がおり,各家系がそれぞれ秘密の悪魔的指導層を擁する。魔界の王,女王,王女,王子たちである。同時にロックフェラー家にも自分たちの一族のなかに,秘密の儀式でそれらに選ばれた人たちがいる。シスター・マリ・エメリーの著「悪魔に愛された女」では,ロックフェラー一族の一人が24歳の若さで首を切られて殺されたとする記述がある。<ジョンコールマンの本より>場所はパリの大東社(Grand Orient)である。この本は全て実話である。
ロスチャイルド家のマドンナ(Mothers of Darkness・暗黒の母)であった元イルミナティ11位階のシスコさんと管理人(2008年1月ポートランドにて)。シスコさんによるとフリーメーソンの位階は33位階までではなく実はもっとあるそうです。本当の内情は13位階でもBlack POPEでも全てを把握してはいない。DVD(DEUTSCHE VERTEIGIGUNGS DIENST)であるGerman Black Intelligenceのみが把握している。White Houseの頭上にはBlack Houseがある。これらもDVDの管理下にあるそうだ。米国の法廷は別名ロスチャイルド法廷という。
その辺がしっくりこない方はマーストリヒト条約の本質を知らない研究者たちをご覧ください。
欧州連合はDVD(Deutsche Verteidigungs Dienst)にとって長期展望に立ったものである。DVDはAbwehr とGehlen organisationから生まれたものでNAZIの超ウルトラ諜報機関である。1943年マドリッドに本部が置かれたが現在はミュンヘン郊外の Dachauにあるが地図にはない。ナチス・ドイツの「The Thousand-Year Reich=千年王国」は変わらず,実はこの欧州統合のためのMaastricht Treaty(マーストリヒト条約)の元は1941年ベルリンでのNAZI(国際シオニスト連盟)によるセミナーがたたき台になっていることが判明した。"European Economic Community"<原文はドイツ語>と題する591ページの本が1942年ベルリンで発刊された。EDWARDHALE氏は英国図書館の Reading Roomで発見した。恐ろしいことである。古い記事で3極委員会とゴルバチョフの密約で書きましたが,当時フランスの大蔵大臣であったジスカール・デスタンのみが3年後にこの条約が締結されることを知っていた。ゴルバチョフにソ連邦を解体しEU設立に協力する見返りが話し合われた。今のEUはナチの千年王国(New World Order)の実現のための過程なのです。学生さんは本当の事を卒論に書いたり試験論文に書いてはなりません。進級あるいは卒業できませんよ(笑)。
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つまりこういうことだろう。
悪魔に愛された女の要約。
「秘密結社イルミナティの存在については,これまでにも様々に取り沙汰されてきた。それは,神秘の学校,見えざる大学,白色同胞団,ブラザーフッド,インナーサークルなど数々の名前を持つ,謎の世界的秘密組織である。この分野の研究者によれば,イルミナティはその実体がつかめないようにするために,多岐にわたる看板組織を通して,世界情勢を背後から操作しているという。CFR(外交問題評議会),ビルダーバーグ,ローマクラブ,三極委員会,シュライナーズ,フェビアン協会,神智学,薔薇十字,そして国連など,一万を超す看板組織が存在すると言われている。
その存在はあまりに謎めいていて,部外者には,本当のことが全くわからない。ことの真実を知るのは内部に生きる人間だけだが,その秘密が漏れることは少なかった。会員は死の誓約とともに,秘密厳守の誓いをさせられるからである。<イルミナティ>とは<光明を伝授された者><啓発された者>の意味である。この名称が頻繁に使われるようになったのは,フリーメイソンの大統合が行なわれた1717年以降のことだ。
驚くかもしれないが,スウェーデンの千里眼能力者として知られるインマヌエル・スエデンボルグの教義を枢軸とする<スエデンボルグ儀式メーソン>は別名をストックホルム・イルミナティと呼ばれていた。設立は1721年だ。それはフランスに流れ込み,1760年にアヴィニョン・イルミナティをパリに創始,催眠学の創始者であるマルキ・ド・ピウイセギュー,マルキ・ド・テーム,動物磁気療法の開発者フランツ・アントン・メスメル,魔術的詐欺師で有名なカリオストロが中心となって,スエデンボルグ教義の正しい解釈と実践を目標に,活動を展開し始めた。このカリオストロは後に逮捕され,極刑を逃れようとイルミナティの悪魔的内情を裁判で暴露した人物である。かれの告白は,その後のイルミナティの批判研究に役立っている。本書に直接関わってくるイルミナティは,この一連の流れを受けて1776年に結成された<政治>結社だが,前述のオカルト系イルミナティとも密接にリンクしていた。訳者解説より
事実は小説よりも奇なりと言うが,本書(悪魔に愛された女・訳者前書きより)ほどこの言葉がよく当てはまる本もなかろう。この本は,フリーメイソンよりもさらに謎に包まれた秘密結社,イルミナティ最高幹部が書いた同組織を告発する日記なのである。しかも著者は女性だ。
時代は19世紀後半。ちょうど日本が明治維新に突入した時代である。舞台はトルコ,イタリア,フランス,ドイツ,ロシア,アメリカへと拡がるが,特にパリのグランドロッジが中心になっている。彼女は,計画的に莫大な借財をロッジに負わされた父に呼び出され,卑劣な手段によって,メーソンの究極組織イルミナティに入団させられる。
そして,彼らが神と仰ぐ魔人ルシファーの巫女,「夜の妖精」となるべく宿命づけられてしまうのだ。その百年前に,音楽を通してメーソンの秘密を暴露したモーツァルトは,問題作「魔笛」のなかで,「夜の女王」という存在を登場させている。その解釈は様々あるが,当時からイルミナティにこのような女性がいたようである。クロチルドは三人目だった。
ここで彼女は殺人儀礼に基づくさまざまなイニシエーシオンを通じて階段をのぼりつめ,最終的にルシファーの宣託を純粋に受け取る媒体に育てあげられる。だが,最高幹部にのぼりつめた暁に,自分の人生を破壊した者達と,この悪魔的秘密結社に復讐するというのが,彼女の当初からの目的だったのである。「聖霊の花嫁・ルシファーの妻」となって最高権力を掌握してから,クロチルドは復讐を次々と遂げていく。そしてついに組織を決死の思いで脱出,修道院に避難所を求め,重大極まりない告白書をしたためたのであった。著者名(悪魔に愛された女)のシスター・マリ・エメリーはここでの洗礼名である。
それまで,イルミナティという超極秘組織の名称は知っていたし,各国の研究者の説にもそれなりに目を通していたが,どれも元になっている文献が同じものと見え,類似の情報に食傷気味になっていた。ところが,この本だけは違ったのだ。それは,他人の研究の孫引きでもなければ,裏づけをする労をとらずにただ憶測で書いたものでもない。
組織の人間にしか書けない生の報告だったからであり,これまでに読んできたどんな本にも書かれていない,詳細な内部情報に満ちていたからである。王人形,教皇人形に縫い込んだ犠牲者を刺し殺すイニシエーシオンの現場描写などは,どんなミステリー小説も及ばないほどの凄まじい迫力がある。
1978年,ヨハネ・パウロ一世の謎めいた死はメーソンの謀殺であろうか,それともMI6であろうか?
「あなたたちは,悪魔である父から出た者であって,その父の欲望を満たしたいと思っている。悪魔は最初から人殺しであって,真理をよりどころとしていない。彼の内には真理がないからだ。悪魔が偽りを言う時は,その本性から言っている。自分が偽り者であり,その父だからである」
ヨハネの福音書8〜44.
「ジェームズ・ガーフィールド(管理人注:第20代米国大統領で大東社の33位階・グランドマスターであったがわずか就任六ヶ月で大東社の指示で暗殺された)は,まずロッジの正確な場所を隠蔽することから始めた。馬車がリヨン駅に向かって動き出すや,ガーフィールドは絹張りのヘアバンドをポケットから取り出し,私に目隠しをした......食事は小窓から差し出された。三日目の真夜中に,例の「7・3・1」(731部隊はフリーメーソンの部隊で戦争責任を問われることはなかった=天皇の部隊=ガーター騎士団)の暗号音が,二度聞こえてきた。私は大急ぎで外套を着た。ガーフィールドがなかに入ってきた。彼は卑劣で冷酷な表情を浮かべながら,墓場の底から響いてくるような声でいった。......「シュミーズを着たら首に縄をかけ,裸足のまま,髪は結わずに待っていろ」あの中世的なイスタンブール(管理人注:ビザンチンのロッジ)だけでなく,近代文明の都パリのど真ん中でも,殺人が行なわれているのであろうか。このイニシエーシオンで私が死んだとしても,だれが気づくだろう。
シスコさんの曽祖父は米国第18代大統領のユリシーズ・グラントで50ドル紙幣にもなっているが高位のメーソンでありその息子であるシスコさんの父もそうであった。
シスコさんの書いた本はアマゾンで一円で買えます。
(管理人注:何回も英国へ行きロンドン郊外にある「英国国立公文書館」で天皇とガーター騎士団との関係などを調べたが資料を公開することは控えたい。ただ懸念していたことがすべて事実であったことだけは伝えよう)
グランドマスター(大師)が入ってきて,グランドオリエントの規則について最後の指示を与えた。......彼らは私を跪かせ,背をのけぞらせたうえで,短剣を喉に突き当てた。このような辛い姿勢のまま,私は誓いをしなければならなかった。
1)わたしは一切理由を尋ねることなく,ロッジの指令のすべてに盲目的に従うことを誓います。
2)わたしはメーソン以外のいかなる宗教にも所属しないことを誓います。
3)わたしはいかなる影響にも屈しないこと,ロッジの目標に向けられる,いかなる敵意も突き崩すことを誓います。
4)この誓約をわたしが破った場合には,今この胸に突き立てられている短剣すべてが,私を刺します。
入団者が同情心を起こしたりしないよう,生贄は等身大の人形の中に隠されている。こうすれば,殺人者が哀れな犠牲者の涙ながらの命乞いに直面することはない...........一歩後ろに身を引き,人形の上に置かれた蠅の飾りに焦点を合わせた。私は甲高い笑いとともに短剣を力の限り振り上げ,哀れな人間にこれを突き刺した。熱い鮮血が吹き出し,私の両肩に飛び散った。
これが永遠の地獄への洗礼式だった。私は今や,真実呪われた霊魂と化したのだ。神の被造物のなかで最低のものが,「人魔<ヒューマンデモン>」である。
私はついに地獄の試験を通ったのだ......私は頭を弁髪にしたが,髪はまだ血に染まっていた........グランドマスターに導かれてテーブルの前に進み出ると,その場でグランドオリエントのガーフィールドから,秘密結社の規則を印刷した文書を手渡された.........「跪き,刻印を受けよ。これは自由のブラザー,真の統一の子ら,公の友,を群集から見分けるためのものである。そして炉のなかから白熱した鉄の固まりを取り出すや,私の左こめかみに押し当てたのだ。肉は焼けただれてジュウジュウと音を立て,不快な臭気があたり一面に漂った.......この「獣の刻印」は永遠に耐えなければならない。
私には,獣であり,実際には悪魔である龍(ヒドラ)に自己紹介する務めがまだ残されていた。このように犯罪的でくだらない儀礼には少しも重要性を感じなかったが,七頭の龍との出会いには期待をかけていた。この獣こそ,世の全ての最高支配者なのだ。これら犯罪的な儀礼と空しい文句の,本当の目的を知りたいと思った。「悪魔に愛された女・殺人入団式より要約」
管理人注:研究した結果によるとメーソンのグランドマスタークラス(33位階)がヒドラと対面するとき「母なるアヤワスカ」を飲んでいることが判明した。『呪術師(イルミナティ)はアヤワスカを飲みながら治療を学んでいるとき,階段のような金と銀の段々をみることが出来た。アヤワスカの精霊から「どちらの階段を昇るかね,と尋ねられるそうだ』<パブロ・アマリンゴ・アマゾンのシャーマン>より。
これらのヒドラ(龍)が突然起き上がり口から火を吹きながらグランドマスターに話しかける(指示をする)仕掛けは母なるアヤワスカのせいでもあり誰が話しかけるかは「オズの魔法使い」の最後に答えが用意されている。こうやって大統領が暗殺されたり戦争が起こってきた。この方法はユングのプシコイド(精神物質)を長期にわたって中枢神経にインプットした結果でもある。この際,マクベスやユングを読んでみては?
ベルゼブブ(七頭龍)のドウェー聖書の原本は,ビザンチン(イスタンブール)のロッジに原本があることは確認できた。どうもルシファーの指令はこの辺から出されている気がしてならない。そうするとロスチャイルドもルシファーではないのだ。ルシファーとは「宇宙からの光明を得た導師」によって開始され,ルシファーの父は「火」であり,ルシファーの母は「光」である。
ベルゼブル
前200年頃『列王紀下』第23章(日本聖書協会訳『聖書』iconより)
さてアハジヤはサマリヤにある高殿のらんかんから落ちて病気になったので、使者をつかわし、「行ってエクロンの神バアル・ゼブブに、この病気がなおるかどうかを尋ねよと命じた。
アハジヤはイスラエルの王だったが、バアル信仰者だった。そのため、病気になった時にはバアル神に祈祷していたのである。しかし、エリヤはイスラエルの神をないがしろにしたため、寝台で必ず死ぬだろうと言われ、その通りに死んだ。「バアル・ゼブブ」は「館の主」という意味らしい。
70年『マルコによる福音書』第3章22(日本聖書協会訳『新約聖書』より)
また、エルサレムから下ってきた律法学者たちも、「彼はベルゼブルにとりつかれている」と言い、「悪霊どものかしらによって、悪霊どもを追い出しているのだ」とも言った。
これは『マタイによる福音書』及び『ルカによる福音書』、また『ニコデモ福音書』にも、同様の記事がある。この後、もちろんキリストはそんなわけないじゃんと反論している。興味深いのは「悪霊どものかしら」とされていることで、これを典拠にベルゼルブのヒエラルキーが地獄で1位、2位のクラスになったのかもしれない。
3世紀頃『The Testament of Solomon』(JD訳)
私が悪魔の王子に会った時、私は主なる神、天と地の創造者を讃美し、こう言った。「汝を祝福する、全能の主なる神よ、汝の僕たるソロモンに叡智を与えよ、智恵の査定官よ、かの悪魔のすべての力を服従させよ」そして、私は彼に質問した。「汝の名は?」 悪魔は答えた。「吾はベルゼバブ、悪魔の大守なり。すべての悪魔の長官であり、彼らと親密にある。吾は各々の悪魔の出現を証明するものなり」そして彼は、契約によって、私にすべての悪霊を呼んでくると約束した。私は再び天と地の神を讃美し、感謝した。
ここではベルベバブは、ソロモンに悪魔たちを紹介する、悪魔紹介者みたいな存在となっている。この後、いろんな悪魔が次々と現れる。
425年『ニコデモ福音書』23章(ポ−ル・ケ−ラス『悪魔の歴史』iconより引用)
ベルゼブルめ、火とこらしめの世継ぎ、聖者達の敵であるお前が、そもそもどうして栄光の王を十字架につけ、ここに来させ、我々を降伏させるようなことを計画する必要があったのか。ふりむいてみろ。もうオレのところには死人は一人も残ってやしない。
これは栄光の王キリストが十字架で死んで冥府に下りて来た時に、ハデスがサタンに向けて言ったセリフなのだが、ここだけ「ベルゼブル」という呼びかけになっており、「ベルゼブル=サタン」とされていたことがわかる。ちなみにこのキリストの冥府下りは、講談社文芸文庫の『新約聖書外典』iconではカットされていて、その部分はポ−ル・ケ−ラス『悪魔の歴史』で読める。教文館の『聖書外典偽典6』に全訳があり、確認したら、ほぼ同じ訳だった。
1307年ダンテ『神曲』icon地獄編第34歌(集英社文庫)
さて、かの地点、ベルゼブから遠ざかること、その墓の長さと同じほどの距離に、眼には見えねど、ささやかな流れの音でそれと知られる一箇所がある。
もしかすると『ニコデモ福音書』を典拠にしたのかもしれないが、それまでルチフェルと呼ばれていた魔王が、ここだけベルゼブになっている。
1486年シュプレンゲル&クラメル『Malleus Maleficarum』Question IV(JD訳)
彼はまたベルゼバブと呼ばれ、それは、蝿の王を意味する。すなわち、キリストの真の信仰を離れた罪人の魂のことだ。
これは日本では『魔女への鉄槌』と呼ばれる、魔女狩りテキスト。その中に悪魔に関する簡単な解説がある。蝿=罪人の魂と考えられていたらしい。
1593年クリストファー・マーロー『フォースタス博士』第五場(『エリザベス朝演劇集T』小田島雄志訳/白水社)
おまえの仕える神はおまえ自身の欲望だ、そしてそこにベルゼバブへの愛が根をおろしている。彼のためにこそおれは祭壇と教会を築き、生まれたての赤児のなまあたたかい血を捧げよう。
マーロウ版のファウスト物語の中では、メフィストやルシファーと共に、ベルゼバブも登場する。
1612年セバスチャン・ミカエリス『驚嘆すべき物語』(ロッセル・ホープ・ロビンズ『悪魔学大全』より引用)
ベルゼブブは熾天使の君主で、ルシファーに次ぐ位にある。君主、すなわち天使の九つの軍団の長と言っても堕天したものである。
ミカエリスは17世紀のエクソシストで、マドレーヌ修道女に憑依した悪魔バルベリトから教わったとして、悪魔の階級を書き記した。この階級は、今日でもいたるところで引用されている。
1667年ミルトン『失楽園』icon第1巻(岩波文庫)
彼がなおも見わたすと、なんとすぐ横に浮き沈みつ漂っている者がいる。これこそ力においても罪においても彼の次の位する者、やがて後にパレスチナで名を馳せ、ベルゼバブと呼ばれた者であった。
注釈には、「作者はベルゼバブをサタンの分身のように見なしているらしい」とある。
1772年ジャック・カゾット『悪魔の恋』icon(国書刊行会)
あなたのお声は恋心を呼び起こすにふさわしいのに、あたしの臆病な心を脅かすためにしかお使いにならないのね。ねえ、あなた、もしできたら、こういってくださいな、でも、あたしがあなたのことを染々と思えるように、やさしく言ってくださるのよ、『僕の可愛いベエルゼビュート、僕は君を愛する』って。
カゾットのこの小説は、主人公が召喚した悪魔ベエルゼビュート(ラクダのような姿をしている)が、美少女ビヨンデッタに変身し、主人公はこの変身した悪魔と恋におちるという、アニメのネタになりそうな話である。引用した部分はベエルゼビュートたるビヨンデッタが主人公に言う、クライマックスのセリフで、この後オチへと続く。
1791年C.H.シュピース『侏儒ペーター』(幻想出版局『幻想文学36』より引用)
そして「ベルゼブル」と七回唱えた。すると実に見事な金糸の織物で仕立てた服を着て、宝石や真珠の飾りをつけた一人の男が彼の前に立った。脇に丸めた羊皮紙をかかえ、手にはペンを持っていた。部屋中に芳香がひろがった。
シュピースの小説でも同じく、主人公が召喚した悪魔として登場。こちらは高貴で紳士的な姿で現れている。
1812年コラン・ド・プランシー『地獄の事典』ベルゼビュートの項(講談社)
その名は「蝿の王」を意味するが、ボダンによれば、ベルゼビュートの宮殿には蝿など一匹もいないという。カナンの民が最も崇敬した神で、かれらはときに蝿の姿でこれを書くが、志高権力を示す属性を描き加えるのがふつうである。
『地獄の事典』にはベルゼビュートの挿絵があり、見事に巨大な蝿として描かれている。この強烈なイメージが一般的かもしれない。<ルシファー研究室>より
「イルミナティには九の聖歌隊がある。これは天の九聖歌隊を模倣したものだ。だが,メーソンが持っているものは,九つの聖歌隊のなかで三の位階だけである。見習いの4位階の上に,ロッジに正式に加わる入り口である第5位階がある。第6位階は一般的ブラザーであり,第7位階は高位のブラザーである。だが,彼らも大して重要な役職を持ってはいない。第8位階が,第2グランドオリエントで,<大仕事の執行者><裁判官><大導師><大臣><書記官>等の名があり,いずれも大会議のメンバーである。第9位階でようやく<より高位の秘伝を受けた者>,すなわちグランドオリエントに辿り着く。従って第九位階はシラーの歌詞は別としてベートーベンの第九を重要視する。
彼らの間で特別なイルミナティが三人いる(管理人注:ロスチャイルド,ロックフェラー,チャールズ公の三人)。どんなアイデアも発案も,この三人に提示されなければならない。かれらの同意なくしてはいかなる考えも実行に移されることはない。最後に,ヒドラ(龍)が選ぶことを望めば,この輪のなかに一人の女「妖精=ニンフ」が加わる。それが私であった」(悪魔に愛された女より)
ハロウインで見られる藁人形は,実はメーソンに背いた人間が入れられ,高位のメーソンになるためには,何回も殺人儀式を余儀なくされることをこの本は生々しく伝えている。
「悪魔に愛された女」の著者シスター・マリ・エメリーの本は,文献の孫引きではない迫力があるが,一般にはおすすめできない。なぜなら,スウェーデン・ボルグの名前は出てこないが,政体離脱や空中浮遊などの記述があり,真っ白な大理石像の七頭の龍(ベルゼブブ)が立ち上がり,雷鳴とともに目を輝かすなどということは,魔術の天才的詐欺師カリオストロによるのではないかと疑問を持つからだ。それは呪文を唱え,霊(ヒドラという龍)を呼び出し,高位のメーソンさえ騙す巧妙さでもある。
また生贄儀式は,ケルトのドルイド教の影響もあるであろう。セム族の神モレクや女神アシュトレトの生贄ならば理解できるが,彼らはセム族ではなく,ハム族である。その上,呪文を唱える際に,ヘブライ語とイディッシュ語の呪文を唱え,生きている人間を収めた教皇人形の首めがけ,力の限り,斧を振り下ろし生贄は恐ろしい絶叫をあげ,眼から左右の目が飛び出た......の記述があるが,アーサー・ケストラーによると,「イディシュ語の中のドイツ語要素が西ヨーロッパ起源のものではないとして,イディッシュ語に最も影響を与えたのは,いわゆる東中部ドイツ方言であり,この方言は15世紀までオーストリアのアルプス地方およびバイエルン地方で使われていたとしている。イディシュ語に入ったドイツ語は,東ヨーロッパのスラブ・ベルト地帯に接する東部ドイツのものだったとする」「北アフリカ,イエメン,シリア,イラクにあった正統派ユダヤ人コミュニティの大部分はイスラエルに移住した。そして今,ユダヤ的パラドックスを継承しているのは,大多数の開明的ユダヤ人あるいは不可知論的ユダヤ人なのである。彼らはユダヤ人の伝統を守り続けるのが,自分達に課せられた義務であると信じて,その擬似国家的な地位に忠実にしがみついているのである」
スファラディとアシュケナジーの意味や,民族カザール説をじっくりとケストラーとともに考えてみよう。ところで,ヨハネの黙示録は読まれたと思いますが,聖書の新共同訳はかなり差し替えが行なわれていて,カトリックの聖書であるドウエー聖書の差し替えであり,イルミナティと同じ訳語を使っているので注意が必要です。それよりも岩波書店の「ヨハネの黙示録」は解説がついているので便利でしょう。
さて,おすすめできないと言った「悪魔に愛された女」ですが,孫引きでない真実を知りたいのなら,在庫切れと発禁本になる可能性もあるので注文されたほうがいいでしょう。第一次世界大戦のきっかけを作ったサラエボ(セルビア・クロアチア)でオーストリアの皇太子(フェルディナンド公)の暗殺もメーソンの仕業であったこともわかるでしょう。また今の日本がちょうどフランス革命前のフランスと酷似していることにも気がつかれるでしょう。そんな緊迫している現実を全く感じさせない日本では,今日もテレビなどではアチャラカ番組である。恐ろしいことが目前に迫っているというのに。
「メーソンの最大の力はその莫大な富にある。ロッジにそそのかされて,毎年巨額の資金がフランスからドイツへ流れ込んでいた。この単純で看破しがたい操作により,フランス国内には貸付に十分な資金がなくなった。その結果,フランスではいくつもの金融破綻が起こった。自殺者は急増し,セーヌ川に毎日10人の自殺体が浮かぶという事態にまでなった。ドイツに流れたその同じ資金が,フランス国内の値下がりした株をただ同然で買い取るのに使われた。そしてこの新しい資金の一部が,株式市場で敵の株を操作するのに使われた。ふたたび流れ込む資金の量に応じて,フランスの株は乱高下した。不安定な株式市場と資金不足が産業を脅かした。こうしてフランスの国力が衰えだす一方,ベルリンの力が強まった」 <悪魔に愛された女・194ぺージ>
オレゴン州ポートランドにある「イルミナティの家」。ここは最初に彼らが住んだ地でもある。(管理人撮影)。
自由の女神100周年記念の碑。
At this site of August 5,1884,the cornerstone of the pedestal of the statue of Liberty enlightening the world was laid with ceremony of William A.Brodie,Grand Master of Mason in the State of New York Grand Lodge Members Representatives of the United States and French Government,Army and Navy officers,member of Foreign Legations and distinguished citizens were present.
This plague is dedicated by the Masons of New York in commemoration of the 100th Anniversary of that Historic event.
Signed by Masonic Anniversary Chairman & Grand Master
これからの記事また自由の女神に刻まれた言葉を理解するには,フランスのGrand Orientを理解しないと一歩も前に進めません。従いまして,すでに紹介しました成甲書房の「悪魔に愛された女」シスター・マリ・エメリー著は興味のある方は必読書でしょうか。莫迦が読んでも逆効果になりますのでご用心ください。とくに公務員などの方はこのブログに近づかないでください。生きてゆくパラダイム(座標軸)が180度異なるためです。ここで書かれていることは皆さんが知らされている世界とは全く異なるものですがこれらは事実なのです。
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投稿者:tatsujin
ブリっちさん
管理人は質問にお答えするほどの能力はもっておりません。あしからず。
ふたたび、こんばんわ。仏教の祖とされるゴータマが修行をしているときに、大雨が降り、7匹のコブラが並んで傘になったという話や、ナチスの卍が日本では神社のマークであるということなどは、どう思われますか?