民主党の小沢一郎元代表は12日、鳩山由紀夫前首相と東京都内の鳩山氏の個人事務所で会談し、現在の政治状況について「国難と言われる非常に厳しい状況で、政治家として放置できない」との認識で一致した。退陣論が再燃している菅直人首相をけん制する狙いとみられる。
また小沢元代表は同日夜、都内の自宅で自らを支持する議員約20人と会食。統一地方選の敗北について「不安な時に党の姿勢が問われた」と執行部の責任を指摘。政権の原発事故対応について「右往左往している。国会議員を総動員し、一致結束すべきだ」と語った。【葛西大博、朝日弘行】
毎日新聞 2011年4月12日 23時41分(最終更新 4月12日 23時58分)