［事件］【放射能漏れ】東京電力、４号機プールの水採取　放射性物質の種類や量分析（2011.4.12 19:13）

　東京電力は１２日、福島第１原発４号機の使用済み燃料プールから、コンクリートポンプ車で水を採取する作業を始めた。プール内で燃料が露出して損傷した恐れがあり、水に含まれる放射性物質の種類や量を詳しく調べる。

　ポンプ車のアームで容器をつり下げ、プール内に下ろして採水。燃料が破損すると被覆管内部に閉じ込められた放射性物質が漏れる可能性があり、水の温度、プール上の放射線量も調べる。

　４号機は震災発生時に定期検査で停止中で、原子炉内に燃料はなかったが、プールの冷却機能が停止して使用済み燃料などの熱で水温が上昇。水位が下がり、プール内の燃料が一時露出した可能性がある。