事件【放射能漏れ】東電社長、福島会見(下)「避難住民にはこれから…」2011.4.12 00:35

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【放射能漏れ】
東電社長、福島会見(下)「避難住民にはこれから…」

2011.4.12 00:35
■■掲載えとき■■記者の質問に答え、苦渋の表情を見せる東京電力の清水正孝社長=11日午後、福島県庁 記者の質問に答え、苦渋の表情を見せる東京電力の清水正孝社長=11日午後、福島県庁

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■■掲載えとき■■記者の質問に答え、苦渋の表情を見せる東京電力の清水正孝社長=11日午後、福島県庁 記者の質問に答え、苦渋の表情を見せる東京電力の清水正孝社長=11日午後、福島県庁

 --「津波で冷却機能が失しなわれる」という指摘はあったが、対策はとっていたのか

 「これまでの知見、設定基準に基づいてやってきた。現実にこういう津波で被災した。さまざまな視点から、これからの津波対策のあり方を検討されるべきであろうと考えている」

 --電源装置はどうか

 「国の設定基準に基づいて作ったが、現実に(事故が)起こった。(新たな)基準づくりをすべきと考えている」

 --賠償の範囲は。一時金を出す時期は

 「損害賠償の範囲というのは重要な問題。政府と協議して基本的な方向を出してもらった上で、関係自治体と速やかに相談させていただきたい」

 --野菜の出荷と米の作付けができない農家には

 「時期はまだ予断を持ち得ていない。大変ご迷惑をかけており、改めて深くおわび申し上げます」

 --津波は想定外だった

 「津波そのものは想定外だった。耐震性の対応は重ねてきたが、津波に対しては少し後手に回ってしまった。結果的な事実として私は思う」

 --補償のタイミングは

 「判断基準を示すまで時間がかかるが、避難されている方々の時間的な負担もある。基本的な方向について協議し、決めてくれれば事業者として速やかに対応したい」

 --海への放射性物質の大量放棄をどう考えるか

 「大変申し訳ない気持ちでいっぱいでございます。緊急措置とはいいながら、さらなる放射線を含む水を放出をするをことになったことは、大変深く申し訳なくおもっています」

 --県民が待ち望む収束報告はどんなタイミングで示すのか

 「今の時点で、私自身が予断をもってお示しできない。1日も早く全力をあげて取り組んでいくという気持ち、覚悟でございます」

 --現場はよい方向に向かっているのか

 「徐々にですが、そういう方向に向かっていると考えています」

 --東電の国営化は

 「国のエネルギー政策のあり方の問題なので、現時点でのコメントする予断を持ち合わせていない」

 --県民に対する安心材料は

 「とにかく設備的な意味での原子力の安定化収束に向けて、最大限に努力するということと、被災者に向けて支援させていただくということを、私の基本的な任務役割として申しあげたい」

 --原発事故で避難を余儀なくされた住民に会うことを考えているか

 「実際に避難された人とは直接会っていない。これから調整が必要だが、お会いして話す機会があれば」

 --何と言うか

 「心からのおわびでございます」

 --海外からの厳しいな反応については 

 「大変ご迷惑をかけ申し訳なく思っている」

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