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屎尿だめの廃棄物を使い「下水油づくり」、作業場を捜査=重慶

2011年4月11日(月)15時37分配信 サーチナ 

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 重慶市雲陽県警察は10日までに、屎尿(しにょう)だめや周囲に捨てられていた廃棄物を利用して「下水油」を作っていた男の身柄を拘束し、作業場を捜査したことを明らかにした。中国新聞社が報じた

 下水油は生ごみや排水溝、下水管に付着した成分で使った油で、安価な食用油として飲食店などに売られるケースが多い。中国では2010年ごろから大きな社会問題になり、各地の当局が警戒を強化した。

 記事によると、容疑者は同県雲江道にある重百大楼南側の屎尿だめに8日、三輪オートバイで乗りつけ、ポリタンク十数個に屎尿だめや周囲から各種の廃棄物をあつめていた。挙動不審との通報があっため、現場に急行した警察官2人が容疑者を尾行すると、市街地から8キロメートルほど離れた農村部の民家にポリタンクを運び込んだ。

 警察官が踏み込むと、屋内には各種容器や加工用器具があり、ガソリン用のポリタンクに入った“製品”の下水油も大量に置かれていた。屋内の床は汚物まみれで、「天まで立ち上るような臭気」だったという。

 警察は違法製品の製造・販売を取り締まる商工所の担当官にも連絡し、捜査を進行。容疑者の男1人の身柄を拘束し、下水油200キログラム以上を含む証拠物を押収した。

 容疑者によると、民家を借りて下水油の製造を始めたのは3月。販売ルートを築くにはいたらず、作った下水油はまだ売れていなかったという。(編集担当:如月隼人)

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