事件【放射能漏れ】東電、汚染水拡散防止フェンスを11日に設置2011.4.11 13:23

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【放射能漏れ】
東電、汚染水拡散防止フェンスを11日に設置

2011.4.11 13:23
2号機取水口付近から流出した汚染水の拡散を防止するために使用される前田工繊のシルトフェンス

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2号機取水口付近から流出した汚染水の拡散を防止するために使用される前田工繊のシルトフェンス

 東京電力福島第1原子力発電所での放射性物質(放射能)を含む汚染水の拡散を防ぐため、東電は11日、「シルトフェンス」と呼ばれるフェンスの取り付け作業を同日中に実施することを明らかにした。東電によれば、1~4号機の取水口付近など計6カ所に設ける計画だが、11日には地震で亀裂が生じた可能性が高く、土嚢(どのう)を積んでいる南側堤防に120メートルのフェンスを二重に設置する。

 シルトフェンスは、汚濁防止幕と呼ばれ、浮きの下に、重りを付けたポリエステル製の布を海中に垂らすカーテン状のフェンス。通常は、護岸工事などで使われ、海や川の砂の拡散防止用途に設置されるが、東電では、このフェンスを設けることで、汚染水が海に流れ出る速度を遅らせる効果が期待できるとしている。

 福島第1原発では、これまでに2号機取水口付近の作業用の穴(ピット)の亀裂から、強い放射性物質を含む汚染水が海に漏れ出ており、6日午前5時38分ごろに流出は止まっている。

 東京電力は1~4号機の取水口にそれぞれ扇形に囲む形で設置する計画。施工は、大手海洋土木業者が担当する予定となっている。

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2号機取水口付近から流出した汚染水の拡散を防止するために使用される前田工繊のシルトフェンス

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